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演歌歌手/竹村こずえさん、ハンドルをマイクに替え 運転者の心意気忘れぬ

産業

2018/01/25 0:00

 「汗もなみだも希望にかわる走る轍(わだち)にきれいな花も咲く」(『こずえのトラック野郎』)――。男まさりのパンチの効いた歌声でファンを魅了する演歌歌手の竹村こずえさん(39)は、トラックドライバーからエステティシャンを経て、芸能界へと華麗な転身を果たした。  滋賀県栗東市の出身で、小さい頃から歌うことが大好きだった。美空ひばりや島倉千代子に憧れ、一度は歌の道を志したものの、10代で結婚し出産。しかし、その後離婚し、シングルマザーとして子育てをしながらトラックのハンドルを握った。  「当時、女性ドライバーはほとんどいなかった。仕事は厳しく、現場に女性用トイレが無いなど、労働環境も決して良いとは言えなかったが、懸命に頑張った」  ダンプカーや10トン車に乗り、地場輸送を中心に活躍したが、子供の手が離れたのを機に、エステティシャンへと転職。歌う楽しさが忘れられず、ずっと練習は続けてきた。「全くの我流。プロになれるなどとは思ってもいなかった」  転機が訪れたのは2014年。関西のレコード会社関係者の間で「滋賀に演歌のすごい歌い手がいる」と評判になり、大手レコード会社にスカウトされ、すい星のようにプロデビューを果たした。  「昔は男性の仕事としか思われていなかったトラックドライバー。でも、そこで頑張れたからこそ、根性と忍耐力が身に着いた。大変だが、大きな社会的使命とやりがいがある。現場で奮闘するドライバーにエールを送りたい」という気持ちを込めて歌った『こずえのトラック野郎』が、ドライバーに支持されヒットした。  現在、新曲『女三味線ながれ節』がヒット中。弾き語りで聞かせる津軽三味線は、プロデビューしてから持ち前のバイタリティーで猛レッスンを重ね習得したという。  地元の交通安全キャンペーンなどでも活躍。17年10月には、滋賀県トラック協会(田中亨会長)などが行った県交通安全フェアで、パワフルなステージを披露し、来場者を沸かせた。  「夢を諦めなかったからこそ、今がある。ハンドルをマイクに持ち替えても、ドライバーの心意気は忘れない。これからも、ドライバーを勇気づけられる曲を歌いたい」  (小菓史和)





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