物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

北関東物流、新本社が営業スタート 配車機能の高度化進め

物流企業

2018/01/22 0:00

 【栃木】卸・流通事業者向け3PL(サードパーティー・ロジスティクス)を手掛ける北関東物流(神成光輝社長、栃木県鹿沼市)は11日、とちぎ流通センター協同組合(関口快流理事長)内に開設した、新本社施設での営業を開始した。壬生(みぶ)町にあった旧本社施設は、1月末までに売却予定。同社最大規模の拠点である鹿沼営業所の近隣地区で、営業活動や配車機能の高度化を進める。  新本社は敷地面積1130平方メートル、2階建てで延べ床面積440平方メートル。事務経理などのオフィス機能のみに特化。鹿沼営業所は敷地面積6500平方メートル、鉄筋4階建て延べ床面積8700平方メートルの倉庫、事務所棟があり、通過型の流通加工や在庫保管機能も備えている。  同協組は、東北自動車道・鹿沼インターチェンジに近く、東北から関東などに広がる各拠点の責任者も集まりやすい立地で、2階部分には床面積100平方メートルのセミナールームを設置。社内研修だけでなく、社外でのイベントにも開放し、様々な情報交換にも活用していく方針。  同社は2018年3月期の売上高に29億円を予想する。ドラッグストア向けの共同配送に強みがあり、主力の関東から東北までに9拠点を構える。パートを含めた従業員数は350人、車両90台を保有する。  神成社長は「15年の鹿沼営業所の開設など、この数年間は急ピッチで投資活動を進めてきた。この本社移転で一段落となる。今後は中身の充実を進めたい」と話している。(佐々木健) 【写真=事務経理などのオフィス機能のみに特化】





本紙ピックアップ

特定技能1号開始1年、大手~中小で採用進む

 自動車運送業分野特定技能1号評価試験が始まって1年が経過した。トラックは4304人が国内外で受験し、3054人が合格。大手、中堅に加え、中小規模の運送事業者が特定技能制度を活用して外国人ドライバーを採用する事例が各地で…

「危険運転致死傷罪」適用要件見直し、飲酒・速度超過に基準    

 法務省は、飲酒や大幅な速度オーバーなど悪質運転による交通事故を厳罰化するため、危険運転致死傷罪の適用要件として数値基準を盛り込んだ自動車運転死傷行為処罰法の改正案を明らかにした。9日、法制審議会の刑事法(危険運転による…

国交省/次期安全プラン、走行距離当たり件数を指標に

 国土交通省は、2026年度からスタートする次期事業用自動車総合安全プラン(26~30年度)の死者数、人身事故件数などの目標値について、適切に評価できるよう総走行距離当たりの件数を指標として用いる。目標設定対象の業態に関…

グリーン物流優良者表彰、ドラッグストア納品効率化         

 国土交通、経済産業の両省は8日、2025年度グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰の受賞者を決定した、と発表した。国交大臣表彰には、宅配拠点と物流DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用したドラッグストアの店…

オススメ記事

特定技能1号開始1年、大手~中小で採用進む

 自動車運送業分野特定技能1号評価試験が始まって1年が経過した。トラックは4304人が国内外で受験し、3054人が合格。大手、中堅に加え、中小規模の運送事業者が特定技能制度を活用して外国人ドライバーを採用する事例が各地で…

「危険運転致死傷罪」適用要件見直し、飲酒・速度超過に基準    

 法務省は、飲酒や大幅な速度オーバーなど悪質運転による交通事故を厳罰化するため、危険運転致死傷罪の適用要件として数値基準を盛り込んだ自動車運転死傷行為処罰法の改正案を明らかにした。9日、法制審議会の刑事法(危険運転による…

国交省/次期安全プラン、走行距離当たり件数を指標に

 国土交通省は、2026年度からスタートする次期事業用自動車総合安全プラン(26~30年度)の死者数、人身事故件数などの目標値について、適切に評価できるよう総走行距離当たりの件数を指標として用いる。目標設定対象の業態に関…

グリーン物流優良者表彰、ドラッグストア納品効率化         

 国土交通、経済産業の両省は8日、2025年度グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰の受賞者を決定した、と発表した。国交大臣表彰には、宅配拠点と物流DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用したドラッグストアの店…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap