森町運送、車体に「森づくり絵画」 業界の環境保護PR
物流企業
2018/01/18 0:00
【静岡】地域の小学生が描いた絵画をプリントしたトラックが、トラック業界の環境保護活動のアピールに一役――。森町運送(鈴木芳郎社長、静岡県森町)では、静岡県トラック協会(大須賀正孝会長)が行っている「森づくり絵画コンテスト」の入賞10作品を1台の車両ボディーにプリントし、2017年10月から走らせている。 静ト協は09年から、二酸化炭素(CO2)をはじめとした温室効果ガス(GHG)の削減と、地球環境保全への寄与を目的に、森町の太田川ダム近隣の山間部で「トラックの森づくり事業」をスタート。 その一環として、同町にある5校の小学生を対象として、環境保全を学んでもらうため、森づくりをテーマとした絵画コンテストを8年前から実施してきた。17年は応募38作品から優秀だった10作品を選び、表彰した。 作品を会員事業者のトラックボディーに描く試みは今回が初めて。静ト協から鈴木社長に依頼し、実現した。18年9月まで運行する予定。 鈴木氏は「この機会に、環境への配慮の大切さを広めていきたい。トラック事業者間でも、エコの取り組みについて再確認できるといいと思う」と話している。 (奥出和彦) 【写真=入賞10作品を1台のボディーにプリント】