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三星運送、防風板で洗車を楽に 高速道路からヒント

物流企業

2018/01/15 0:00

 【愛知】三星運送(高木正幸社長、愛知県豊橋市)では、トラックの洗車場に防風板を設置し、冬の寒さや春先にかけての強風によるドライバーの洗車労力の軽減を図っている。  同社は自動車部品輸送を専門に50台を運用し、「安全運転が地域社会への貢献につながる」をモットーに、無事故を続けている。過去には高木社長が協力会会長を務めるカリツー(加藤正則社長、安城市)のドライバーズコンテストでも、ドライバー同士が教育スケジュールを組んで教え合うスタイルで優勝。従業員一丸で安全・品質への取り組みに力を入れている。  本社周辺は全国でも有数の強風地帯で、駐車場は周りが開けた高台に位置しており、特に冬場、洗車するドライバーの作業負担を増やしていることが悩みだった。  高木氏が高速道路の防風板からヒントを得て、アクリル製の透明な防風板を設置。風の吹き付ける北西方向に高さ5メートル、長さは北方に21メートル、西方に15メートルを整備し、風の影響を大幅にカットすることに成功した。  防風板の設置を手掛けた管理者の高木俊英氏は、「当社の強みは、社内の自主性とチームワーク。今後も、無理なく安全な運行で事故ゼロを継続し、地域社会に安心を届ける企業で在り続けたい」と話している。(梅本誠治) 【写真=ドライバーの洗車労力の軽減を図る】





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