東京海上日動/インド北西部・物流調査、道路事情 おおむね良好
産業
2018/01/15 0:00
東京海上日動火災保険は5日、インド北西部グジャラート州の日本専用工業団地とピパパヴ港の物流調査の概要を発表した。詳細は、1月下旬に予定しているモロッコ、アルジェリアでの物流調査結果と併せて、3月に開催するセミナーで公表する。 日本専用工業団地には既に多数の日系企業が進出しており、更に現地公社が進出企業を募集している。 調査は2017年11月に実施し、工業団地から最寄りの港であるピパパヴ港まで主要物流路を実走。衝撃・振動の計測も行い、リスクを分析した。また、ピパパヴ港内部のオペレーション情報も収集した。 実走調査によると、工業団地からピパパヴ港までは陸路で10~12時間程度。道路事情はおおむね良好だったが、牛や点在する小集落周辺の劣悪な路面状況、交通マナーの悪さなど特有のリスクを認識した。一方、ピパパヴ港の設備は十分に整っており、オペレーションスキルも数年前と比べ向上。ハブ港としての機能を持つ可能性が見えた、としている。(高橋朋宏) 【写真=工業団地から最寄りの港のピパパヴ港まで主要物流路を実走】