物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

アサヒロジスティクス、グループ初の保育園 地域貢献で待機児童も受け入れ

物流企業

2018/01/11 0:00

 アサヒロジスティクス(横塚元樹社長、さいたま市大宮区)は5日、アサヒキッズランド嵐山花見台保育園(埼玉県嵐山町)を開設し、入園式を行った。グループ初の保育事業となるアサヒキッズランドは、グループやアサヒパートナーズ会の従業員の子弟だけでなく、地域貢献の立場から嵐山町の待機児童を受け入れる。園児10人と保護者に、新たな施設を披露した。  保育園は旧本社社屋だったアサヒロジスティクス花見台共配センター(同)の事務棟1階の一部を保育室として整備した。生後半年から6歳未満の児童が対象で定員は19人。開園時は10人でスタートする。  運営は保育事業を手掛ける外部企業と連携し、保育士11人のほか、看護師と栄養士各2人をスタッフに迎えている。保育料はグループ従業員が月1万円、パートナーズ会従業員2万円、地域住民は3万5千円となっている。  設立に当たっては、内閣府の企業主導型保育事業を活用し、サービス業としての理念と目標を備えた「おもてなし保育園」を標ぼう。施設見学で、担当者が「子供を主役に運営し、思いやりの心を育んでいきたい。この事業には地域貢献の意味もある。開園に当たり、新聞の折り込み広告などでチラシを6千枚配布している」と説明した。  入園式で、横塚社長は「お子さんの健やかな成長のため、保護者の皆さんや保育士の方々と連携してサービスを展開し、子育てをサポートしていきたい」とあいさつ。岡本久子園長は「皆と力を合わせ、子供が安心して来られる保育園をつくりたい」と抱負を述べた。(佐々木健) 【写真=企業主導型保育事業を活用して開設した嵐山花見台保育園】





本紙ピックアップ

手形・小切手廃止、「効率化つながる」評価

 紙の手形・小切手の利用が2026年度末で廃止されるのに向け、物流業界でも対応が進んでいる。銀行振り込みや電子記録債権などに切り替えた事業者からは、効率化につながるとして評価する声が多い。会員企業に対応を促すため、トラッ…

富士運輸「アスファルト原液輸送」、複数人運行&手当 

 富士商(藤田敏彦会長兼社長、山口県山陽小野田市)グループの富士運輸(阿部悦雄社長、同)は、運送会社の廃業・撤退が増えている道路舗道に使うアスファルト原液の輸送を、1台の車両を複数のドライバーが乗り回す運行体制とマルチス…

阪神港「CONPAS」実用化1年、意見すれ違い普及進まず

 阪神港で実用開始から1年以上経っても、コンテナの搬出入予約システム「CONPAS(コンパス)」の普及が進まない現状について、海上コンテナ輸送事業者とコンテナターミナル(CT)運営会社の意見が擦れ違っている。CT側は「事…

両備TC、ドライバーが貨物・旅客輸送を兼務

 両備ホールディングス(松田敏之代表取締役CSO=最高戦略責任者)の両備トランスポートカンパニー(両備TC、荒木一守カンパニー長)は、大阪支店(大阪府和泉大津市)で、一人のドライバーが貨物と旅客の輸送を兼務する多能工化を…

オススメ記事

手形・小切手廃止、「効率化つながる」評価

 紙の手形・小切手の利用が2026年度末で廃止されるのに向け、物流業界でも対応が進んでいる。銀行振り込みや電子記録債権などに切り替えた事業者からは、効率化につながるとして評価する声が多い。会員企業に対応を促すため、トラッ…

富士運輸「アスファルト原液輸送」、複数人運行&手当 

 富士商(藤田敏彦会長兼社長、山口県山陽小野田市)グループの富士運輸(阿部悦雄社長、同)は、運送会社の廃業・撤退が増えている道路舗道に使うアスファルト原液の輸送を、1台の車両を複数のドライバーが乗り回す運行体制とマルチス…

阪神港「CONPAS」実用化1年、意見すれ違い普及進まず

 阪神港で実用開始から1年以上経っても、コンテナの搬出入予約システム「CONPAS(コンパス)」の普及が進まない現状について、海上コンテナ輸送事業者とコンテナターミナル(CT)運営会社の意見が擦れ違っている。CT側は「事…

両備TC、ドライバーが貨物・旅客輸送を兼務

 両備ホールディングス(松田敏之代表取締役CSO=最高戦略責任者)の両備トランスポートカンパニー(両備TC、荒木一守カンパニー長)は、大阪支店(大阪府和泉大津市)で、一人のドライバーが貨物と旅客の輸送を兼務する多能工化を…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap