トータル運輸、輸送ネットワーク拡大 今月 岡山・倉敷に営業所
物流企業
2018/01/01 0:00
【北海道】トータル運輸(二村哲史社長、札幌市北区)は拠点の新設を進め、輸送ネットワークの拡大や、きめ細かな輸送サービスの提供につなげている。1月中には、七つ目の営業所となる岡山営業所(岡山県倉敷市)を新設する。 トータル運輸は、2003年に建設資材の運搬をメインに事業をスタート。その後、引っ越しや一般雑貨を手掛ける総合物流企業として成長を続け、18年10月に15周年を迎える。現在は、全国各地に6営業所(札幌、埼玉、神奈川、関西、広島、熊本)を保有している。 「三笑の原理」として①笑顔であいさつ②笑顔で作業③笑顔で心のキャッチボール――をスローガンに掲げ、現在は、ウィング車を中心にグループ全体で180台保有し、従業員数は200人まで拡大。また、17年12月1日付で、しまんと物流(二村社長、岡山県倉敷市)をグループ会社化した。 社内環境の改善にも力を入れており、14年から、黒色を基調としたトラックから白をベースとしたトラックに入れ替えるなどイメージアップを図ってきた。更に、17年10月には、業務効率化のため、5億円を超える工事費用を投資し、本社と札幌営業所を新築移転。社内は白と赤を基調とした清潔感のあるデザインを採用した。大型車3台が同時に洗車できる洗車場や、冷凍・冷蔵トラックのスタンバイ用電源を設置。このほか、経費削減のため自社の軽油スタンドも設けた。 山内直哉統括部長は「新社屋と札幌営業所を新築移転させてから、既に6人のドライバーが入社した。従業員のモチベーションアップに加えて、人材確保にもつながっている。長く働いてもらえるよう、これからも社内環境や待遇改善を図っていきたい」と意欲を見せる。(岡杏奈) 【写真=2017年10月に新築移転した本社・札幌営業所】