丸全昭和/スキーリフト大型歯車輸送、自社製作の傾斜架台で
物流企業
2018/01/01 0:00
丸全昭和運輸は、スキー場リフトの大型歯車を、同社が製作した「傾斜架台」を使い、安全かつ法令順守で輸送した実績を持っている。 同社が運んだのは、仏POMA社製の4人乗りリフトで、POMA社と提携している樫山工業(樫山宏社長、長野県佐久市)が輸入。2016年12月に、野沢温泉スキー場日影ゲレンデ(長野県野沢温泉村)に設置された。今季も本格的なスキーシーズンを迎え、順調に稼働している。 ワイヤーを掛ける歯車の直径は5.2メートル。通常の積載方法では国内輸送できないため、丸全昭和が専用の傾斜架台を製作。架台に載せた後の枠外の寸法は幅3960ミリ×高さ3770ミリに収まり、同社のトレーラで現場まで運ばれた。 丸全昭和では「リフトの歯車という重要部分を、安全かつ法令に基づいて輸送したい――との荷主ニーズを受け、対応策を練った。今後も当社のモットーであるお客さま第一主義を貫き、多種多様なニーズ、積み荷に対応していく」としている。(吉田英行) 【写真=全長5.2メートルの歯車を輸送】