アイチ物流、運転者指導法を学ぶ 必要な知識身に着け
物流企業
2017/12/18 0:00
【愛知】アイチ物流(向井眞司社長、愛知県東海市)は7日、中部トラック総合研修センター(みよし市)で、安全研修会を開いた。鍛造(たんぞう)事業所が主催し、鍛造部品を運ぶ協力会社8社の経営者や管理者とともに、ドライバーへの安全指導方法や教育手法について学習した。 同事業所の河野文信部長が「安全活動の一環としてドライバーの添乗指導に取り組んできたが、指導する側がきちんと添乗指導の知識を持って当たっているのか、反省する思いで研修を計画した」と説明。 続けて、「ドライバーの添乗指導時に必要な知識と技術、適切で効果的な指導方法を身に着ける研修であり、指導者のレベルアップによる全体の底上げが目的。今日一日頑張って、実のあるものにして欲しい」と呼び掛けた。 座学では、同研修センターの村上祥司課長補佐が、事故防止のための教育手法について講義。集合教育と個別教育の違い、添乗指導時の所作や心構えなどを説いた。実車指導では大型車のバックミラーやバックアイカメラの見え方を確認するとともに、巻き込み事故の検証も行った。また、愛知日野自動車の担当者が、車両の日常点検のポイントを指南。座学の後に、実車実習で正しい点検手順を学んだ。 午後からはトラック4台に分かれて、研修センター職員による横乗り指導を展開。アクセル操作やブレーキ、ハンドリングなどの指導ポイントを習得した。 終了後のアンケートには「プロドライバーの指導は難しいが、管理者が勉強し、知識を得て、同じ目線で話し合うことが大事だと感じた」「横乗り指導についてなど、大変分かりやすくいい研修だった」といった声が寄せられた。(奥出和彦) 【写真=大型車のバックミラーやバックアイカメラの見え方を確認】