兵ト協、大規模災害に備え 緊急物資輸送の手順確認
団体
2017/12/18 0:00
【兵庫】兵庫県トラック協会(福永征秀会長)は、大規模災害発生に伴う国や自治体などからの緊急救援物資輸送の依頼に備え、情報伝達及び物資輸送の訓練を実施した。 和歌山県沖を震源とするマグニチュード9.0の地震発生を想定。本部、支部、会員事業者との連携がスムーズに運ぶよう手順を確認した。 1日の図上訓練では、本部会館(神戸市灘区)で実施。災害状況の把握、職員の安否と会員の被災状況、支部への連絡を通じて情報を集めた。電話が不通の支部とは衛星電話を使って対処した。 2日の実動訓練は、三木市の県広域防災センターに会場を移して行い、2トン、4トン車合わせて11台が出動。救援物資の出荷準備を経て、ドライバーが1台ずつ段ボール箱を積み込み、3分間隔で指定先に荷下ろしする作業に取り組んだ。 また、ドライバーは、待機時間中に防災センターの備蓄倉庫を見学して知識を深めた。(渡辺弘雄) 【写真=2トン、4トン車合わせて11台が出動(2日)】