アサヒ、横浜緑物流センター開設 3温度帯対応 大手コンビニ向け 年明け順次稼働
物流企業
2017/12/11 0:00
アサヒロジスティクス(横塚元樹社長、さいたま市大宮区)は、3温度帯対応の横浜緑物流センター(横浜市緑区)を2018年1月から順次稼働させる。常温(ドライ)、冷蔵(チルド)、冷凍(フローズン)を一つの施設で取り扱い、大手コンビニエンスストアチェーン向けの物流センター運営、配送業務を担当する。(小瀬川厚) 住友商事のマルチテナント(複数企業入居)型物流施設「SOSiLA」の1フロアを全面使用する。床面積1万8千平方メートルの施設に、ドライ1万1千平方メートル、チルド3700平方メートル、フローズン2500平方メートルのスペースを確保。チルド・フローズン施設には大型車対応を含めたドックシェルター計44基を備えるほか、ドライスペースにも33台分のトラックバースを持つ。また、パレット洗浄装置や休憩室などを設け、従業員の労働環境の改善にも取り組む。 第三京浜道路・港北インターチェンジ(IC)から5キロ、東名高速道路・横浜青葉ICも6キロと近く、同横浜町田ICも利用可能な距離に立地。JR横浜線・中山駅からは徒歩圏内で、バス便もあるため、センターで働くスタッフのアクセスにも恵まれている。 ドライ部門は雑貨や加工食品、菓子、酒など2千アイテムを扱い、横浜市や横須賀市、東京都の一部など約350店舗のコンビニ向け配送を行う。庫内のラックは1600~1800パレットを収容可能。チルドは東京都の城南エリアを中心に600店舗を担当し、フローズンも同様に500店舗の運営・配送を担う。3温度帯を合わせ4千アイテムを取り扱い、各温度帯の部門は1月から3月にかけて、順次稼働させる。 70台余りの自社車両と協力会社4社合わせ配送車両は155台体制でスタート。同センターで働くスタッフは、ドライバーも含め500人程となり、協力会社を合わせると600人を超える。 【写真=マルチテナント型施設に入居】