物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

ふそう、川崎工場に品質管理施設 最新機器で分析・計測 不具合の原因調査短縮

産業

2017/12/11 0:00

 三菱ふそうトラック・バス(マーク・リストセーヤ社長兼CEO=最高経営責任者、川崎市幸区)は5日、14億円を投じて川崎工場第一敷地(K1、中原区)に品質マネジメント(QM)施設「QMファシリティー」を開設した。最新の機器をそろえ高度な分析や計測ができるほか、敷地内に点在していた機能を集約。不具合が発生した際の原因調査時間を短縮するとともに、開発から製造、販売に至る全ての過程で品質を重視する。(小瀬川厚)  QMファシリティーは、製品に使用する材料や素材を調査・分析する「マテリアルラボ」、部品の寸法・形状を精密に測定する「メジャメントラボ」に加え、統合部品調査センター、ダイムラー・トラック・アジア(DTA)の品質マネージメント本部が入居。マテリアルラボ、メジャメントラボには、気温や湿度、気圧、振動といった測定環境を24時間自動で測定するセンサーを備える。設置場所ごとに異なっていた環境が一定になることで測定条件・精度向上や、部門内の業務効率を飛躍的に高めた。  また、DTAのオフィスに、テレマティクスを活用して運行中の車両情報を取得し、過去の不具合データなど様々なビッグデータを解析する「アイコンルーム」を開設。5月に発表した大型トラック「スーパーグレート」に全車標準装備されるテレマティクス「トラックコネクト」で車両の状況を常時モニタリングして、潜在的なトラブルを防ぐためのアドバイスを送ることもできる。 【写真=最新の機器により高度な分析や計測ができる】





本紙ピックアップ

国交省/業務前自動点呼と拠点間の運行管理、来年度早期に先行実施

 国土交通省は、業務前自動点呼と、ドライバーが営業所間を移動する「人の柔軟な配置」が伴うケースでの運行管理の一元化について、2024年度のなるべく早期に先行実施する方針を固めた。事業者からの早期導入の要請に応えるとともに…

ホワイト物流 賛同の輪(29)/エムケー精工、出荷時間の前倒し徹底

 モビリティー関連・生活機器などを製造、販売するエムケー精工は、物流事業者を重要なパートナーとして受け止め、出荷体制の改善に力を入れる。2019年9月に「ホワイト物流」推進運動の趣旨に賛同し、自主行動宣言を行った。環境に…

国交省/運送事業の安全対策、視野障害WG新設

 国土交通省は21日、自動車運送事業安全対策検討会(酒井一博座長、大原記念労働科学研究所主管研究員)の会合を開き、2024年度の取り組み方針を確認した。23年度に設置した四つのワーキンググループ(WG)を再編し、24年度…

地区宅便「コニポス」、ポストサイズ商品配送

 セイノーホールディングスグループの地区宅便(河合秀治社長、東京都練馬区)は4月から、ポストに投函できるサイズの商品を届ける新サービス「コニポス」を本格的に始める。メール便事業で長年培ったノウハウやネットワークを活用する…

オススメ記事

国交省/業務前自動点呼と拠点間の運行管理、来年度早期に先行実施

 国土交通省は、業務前自動点呼と、ドライバーが営業所間を移動する「人の柔軟な配置」が伴うケースでの運行管理の一元化について、2024年度のなるべく早期に先行実施する方針を固めた。事業者からの早期導入の要請に応えるとともに…

ホワイト物流 賛同の輪(29)/エムケー精工、出荷時間の前倒し徹底

 モビリティー関連・生活機器などを製造、販売するエムケー精工は、物流事業者を重要なパートナーとして受け止め、出荷体制の改善に力を入れる。2019年9月に「ホワイト物流」推進運動の趣旨に賛同し、自主行動宣言を行った。環境に…

国交省/運送事業の安全対策、視野障害WG新設

 国土交通省は21日、自動車運送事業安全対策検討会(酒井一博座長、大原記念労働科学研究所主管研究員)の会合を開き、2024年度の取り組み方針を確認した。23年度に設置した四つのワーキンググループ(WG)を再編し、24年度…

地区宅便「コニポス」、ポストサイズ商品配送

 セイノーホールディングスグループの地区宅便(河合秀治社長、東京都練馬区)は4月から、ポストに投函できるサイズの商品を届ける新サービス「コニポス」を本格的に始める。メール便事業で長年培ったノウハウやネットワークを活用する…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap