兵ト協/労働力確保対策、物流出前授業を検討 就業体験をハローワークに打診
団体
2017/12/11 0:00
【兵庫】兵庫県トラック協会(福永征秀会長)は11月30日、労働力確保対策等検討特別委員会(桜井光男委員長)を開き、物流出前授業や業界への入職を促すオリジナルDVDの作製を検討する方針を示した。(渡辺弘雄) 物流出前授業では、行政の支援が期待できるため高校の選定に向け、関係方面に詳しい役員の協力を得て方策を見いだす。また、インターンシップ(就業体験)は、東部支部(村上功支部長)管内のハローワークに打診して開催の可能性を探る。 DVDは、業界のイメージを変える取り組みの一環として着目。オリジナル版の作製は、近畿トラック協会(辻卓史会長)が検討している現状を踏まえ、今後の推移を見て判断することとなった。 兵ト協では、これまで全ト協のインターンシップ導入促進支援事業や退職自衛官の活用、トラックの日のイベントに加えて、県合同就職説明会へのブース出展を行い、求人事業者及び求職者への広報に努めてきた。 石見サービス(兵庫県丹波市)の川口浩樹社長が労働力確保事例を報告し、自社の新卒社員雇用の成功要因として地元高校との連携強化、社員一丸での社員教育をポイントに挙げた。 桜井委員長は「人材確保は大変難しい問題だが、2回目を迎えた今回の委員会では、兵ト協として何ができるか検討するのが狙い。新たに高卒者2人を採用した石見サービスの事例を参考に議論を深めて欲しい」と特別委の意義を強調した。 【写真=オリジナルDVDの作製を検討】