物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

滋ト協/物流ゼミ、荷主との協力関係重要 適正運賃・料金収受へ

団体

2017/12/07 0:00

 【滋賀】滋賀県トラック協会の田中亨会長は、11月22日開いた物流セミナーで、トラック業界が直面する課題の解決に向け、荷主との良好なパートナーシップが重要である点を強調し、理解と協力を求めた。  田中氏は「全ト協の坂本克己会長は『ドライバーが働いて良かったと思える業界にしたい』と言っている。私も全く同感であり、安全と人材確保を最重要課題として取り組んできた」と説明。  その上で、「4日に施行された改正標準貨物自動車運送約款では、手待ち時間や付帯作業に対する料金と運賃を明確に区別することが盛り込まれた。労働条件の改善には、相応のコストが必要であり、その原資となる適正運賃・料金の収受への特段の理解をお願いしたい」と呼び掛けた。  滋賀運輸支局の吉祥一美支局長も「運送業界では、人手不足が深刻になっている。国土交通省としても、物流の効率化に向けた施策を進めているが、荷主の皆さんの力添え無しに実現することはできない」と述べた。  続いて、ジャーナリストの長谷川幸洋氏が「これからの日本経済を展望する~物流業界の未来」をテーマに講演した。(小菓史和) 【写真=トラック業界が直面する課題の解決に向け理解と協力を求める】





本紙ピックアップ

特定技能1号開始1年、大手~中小で採用進む

 自動車運送業分野特定技能1号評価試験が始まって1年が経過した。トラックは4304人が国内外で受験し、3054人が合格。大手、中堅に加え、中小規模の運送事業者が特定技能制度を活用して外国人ドライバーを採用する事例が各地で…

「危険運転致死傷罪」適用要件見直し、飲酒・速度超過に基準    

 法務省は、飲酒や大幅な速度オーバーなど悪質運転による交通事故を厳罰化するため、危険運転致死傷罪の適用要件として数値基準を盛り込んだ自動車運転死傷行為処罰法の改正案を明らかにした。9日、法制審議会の刑事法(危険運転による…

国交省/次期安全プラン、走行距離当たり件数を指標に

 国土交通省は、2026年度からスタートする次期事業用自動車総合安全プラン(26~30年度)の死者数、人身事故件数などの目標値について、適切に評価できるよう総走行距離当たりの件数を指標として用いる。目標設定対象の業態に関…

グリーン物流優良者表彰、ドラッグストア納品効率化         

 国土交通、経済産業の両省は8日、2025年度グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰の受賞者を決定した、と発表した。国交大臣表彰には、宅配拠点と物流DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用したドラッグストアの店…

オススメ記事

特定技能1号開始1年、大手~中小で採用進む

 自動車運送業分野特定技能1号評価試験が始まって1年が経過した。トラックは4304人が国内外で受験し、3054人が合格。大手、中堅に加え、中小規模の運送事業者が特定技能制度を活用して外国人ドライバーを採用する事例が各地で…

「危険運転致死傷罪」適用要件見直し、飲酒・速度超過に基準    

 法務省は、飲酒や大幅な速度オーバーなど悪質運転による交通事故を厳罰化するため、危険運転致死傷罪の適用要件として数値基準を盛り込んだ自動車運転死傷行為処罰法の改正案を明らかにした。9日、法制審議会の刑事法(危険運転による…

国交省/次期安全プラン、走行距離当たり件数を指標に

 国土交通省は、2026年度からスタートする次期事業用自動車総合安全プラン(26~30年度)の死者数、人身事故件数などの目標値について、適切に評価できるよう総走行距離当たりの件数を指標として用いる。目標設定対象の業態に関…

グリーン物流優良者表彰、ドラッグストア納品効率化         

 国土交通、経済産業の両省は8日、2025年度グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰の受賞者を決定した、と発表した。国交大臣表彰には、宅配拠点と物流DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用したドラッグストアの店…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap