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東運局/セミナー、全モード対象に初開催 安マネ取り組み推進 人手不足対策徹底へ

行政

2017/12/07 0:00

 【宮城】東北運輸局は11月30日、仙台市で運輸事業の安全に関するセミナーを開き、運輸安全マネジメント制度の更なる取り組み推進と、人手不足や健康起因による事故防止対策の徹底を呼び掛けた。国土交通省では、陸(鉄道、自動車)・海・空の全ての輸送モードを対象にした同制度のシンポジウムやセミナーは、東京と大阪で開いているものの、地方での開催は仙台が初めて。東北6県からトラック、バス、タクシーに加え、鉄道、海運などの経営者と管理者ら170人が出席した。(富田久男)  尾関良夫局長は「制度スタート(2006年10月)から10年間で、東北管内のトラック、バス、タクシーの死亡事故は16.3%も減少した。傷者数も減少し、成果を上げている。しかし、ドライバーの高齢化や健康起因による事故が増加しており、一層の指導、管理体制の強化が求められている。経営トップとしてのリーダーシップを発揮し、現場社員とのコミュニケーション向上を図って安全管理体制を構築して欲しい」と語った。  続いて、三上誠順・国交省大臣官房運輸安全管理官と視覚認知教育協会の藤川陽一理事長、ウエスト神姫の須和憲和社長がそれぞれ「マネジメント制度の現状」「年齢における視覚認知の変化と対応」「働きやすい職場づくりを進めることで安全と人財を確保」をテーに講演した。  この中で三上氏は、同制度の取り組み促進に向けて、経営トップと同様に安全統括管理者への支援の必要性を強調。行政と同管理者との連携(ヒアリング、オンライン相談)、同管理者会議(フォーラム)の創設による交流の活発化などを挙げ、行政支援を強化していく考えを示した。 【写真=全輸送分野から170人が出席】





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