山三石油運輸、差別化むけ安全教室 無事故継続者ら表彰
物流企業
2017/12/04 0:00
【愛知】山三石油運輸(米花立美社長、豊川市)は11月19日、全ドライバーを集めて安全教室を開いた。永年勤続者と無事故継続者、自社独自の運輸安全マネジメント活動で優秀な提案を出したドライバーを表彰するとともに、事故防止に向けて団結を図った。 米花社長は「石油元売り大手の再編など非常に変化に富んだ時代の中で、当社は荷主にも恵まれ、成長してきた。しかし、今後は石油消費量の減少で輸送会社を絞る流れになる。荷主に選ばれる会社を目指すことが大切」と呼び掛け。 その上で、「他社との差別化を図るためには、安全輸送の徹底に向けて準備、報告、健康を改善しなければならない。今日は、事故の無い運行と作業について、もう一度見直す機会としてもらいたい」と強調した。 始めに豊川警察署交通課の伊藤武博係長が、管内の事故情勢を解説。続いて、物流コンサルティングのアスアの監修で、自社の事故事例などから原因をグループで協議した。後はディ・クリエイトの上西一美社長が、ドライブレコーダーの映像から事故防止に必要なポイントを説いた。 米花氏は「現場では見落としていたことも、冷静になって原因を机上に探ると、具体的な判断基準や対策がみえてくる。話し合いで分析結果を導き、明日からの運行に生かしてもらえることを期待している」と語った。(梅本誠治) 【写真=自社の事故事例などから原因をグループで協議】