熊ト協/運輸・物流企業説明会、地元大手・中堅が出展 就職相談&適性診断実施
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2017/12/04 0:00
【熊本】熊本県トラック協会(住永豊武会長)の運輸・物流産業企業合同説明会が11月25日、益城町で開催され、地元大手、中堅からトラック事業者31社、求職者は77人が参加した。熊本労働局や熊本運輸支局、熊本県が後援。開始前から社会人、中途・転職希望者、新卒者らでにぎわった。(武原顕) 求職者はエントリーカードを手にブースを回り、企業概要や募集職種、待遇のほか、具体的な仕事内容、事業エリア、福利厚生制度、職場の雰囲気などを真剣な表情で聞いた。 スタンプラリー方式で多くの企業を訪問できるように、雇用保険受給中の参加者には参加証明書を発行。また、キャリアカウンセラーによる就職相談、無料適性診断コーナーを設けた。 「何から始めていいのか分からない」「採用までうまくたどりつけない」「面接でうまく話せない」など、求職者の悩みをカウンセラーがサポート。適性診断では自己分析に取り組んだ。 開会式で、住永会長は「トラック業界は他産業に比べて厳しい雇用環境にある。トラック事業は優秀なドライバーによって支えられている。何とか皆さんの役に立ちたい。この機会を有効に活用して欲しい」と述べた。 参加企業には、積極的なアプローチを促し、大型・中型及び準中型自動車免許の取得助成制度や高校生が対象の物流出前授業など、トラック協会の労働力確保対策も紹介した。 プレゼンテーションでは「出会いを求めて出展した」「幅広い年齢のドライバーを待っている」などとPRした。 説明会の企画運営を担った、求人誌を発行する、あつまるホールディングス(島田俊郎社長、熊本市中央区)の青山正志専務は「募集しても応募が少ないことから『求人疲れ』といわれるが、募集の方法を工夫することで必ず優秀な人材を採用できる」とアドバイスを送った。 【写真=ブースを回り、企業概要や職種、待遇などを真剣な表情で聞く求職者】