宮城ト協仙南支部、総合防災訓練に参加 迅速な対応を披露
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2017/12/04 0:00
【宮城】宮城県トラック協会の仙南支部(平良夫支部長)は11月19日、村田町の総合防災訓練に参加し、緊急物資輸送を通じて緑ナンバートラックの迅速な災害対応を披露した。 東日本大震災では、避難所や被災住民への支援物資をスムーズに供給できなかった市町村もあったことから、宮城県トラック協会(須藤弘三会長)では支部単位で輸送協定を締結して災害時の協力体制の強化を図ってきた。仙南支部も村田町と2015年3月に協定を結び、災害発生時の初期対応や支援物資の供給体制などについて取り決めた。 訓練は、宮城県沖を震源とする大規模地震が発生し、同町では震度6弱を観測。建物の倒壊や道路の亀裂に加え、電気、水道、通信のライフラインに大きな被害が発生。また、河川や堤防にも一部被害が生じている――との想定で行われた。 救助活動が繰り広げられる中、災害対策本部が同支部に出動要請。2トン車1台を手配して飲料や非常食を積み込み、備蓄倉庫に出発。大勢の市民が見守る中、対応の早さと緑ナンバートラックの重要性、公共性をアピールした。(富田久男) 【写真=訓練会場に飲料や非常食をいち早く届ける】