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ヨコレイ/トラック予約システム、幸手センターで来月導入 スマホ活用し待機解消 庫内作業の効率化も

物流企業

2017/11/30 0:00

 ヨコレイは12月から、トラック予約受付システムを幸手物流センター(埼玉県幸手市)で試験導入する。運送会社側がスマートフォン(スマホ)などを使って事前予約できるもので、トラックの長時間待機の軽減・解消が狙い。今後順次、他の拠点や協力運送会社にも拡大していく。11月27日に発表した。(吉田英行)  運送会社側は、パソコンやスマホでトラックの到着予定時間と入出庫を事前に予約することが可能。倉庫側も登録された到着予定時間に基づいて、あらかじめ荷受けや荷渡しの準備作業を行えるようになる。  また、事前予約を行ったトラックのドライバーに対しては、ショートメールサービス(SMS)を使って、バースへの接車を案内する。  システム化により、倉庫前での長時間待機の軽減・解消を図るとともに、庫内作業の効率化、バースへの誘導の円滑化にもつなげる。  まず、12月に幸手物流センターで試験導入を開始。2018年2月竣工予定の京浜島物流センター(東京都大田区)でも採用する。そのほかの物流センターについても、順次導入する計画。  現在、倉庫での通常の入出庫事前準備作業は、荷主からの依頼書を基に行っている。トラックが倉庫に到着し、受け付けをした段階で事前準備した貨物と照合。作業はトラックの到着順に行っているため、長時間待機の一因となっている。  システムは、ヨコレイの既存システムとの連携や機能拡充を容易に行えるよう、自社専用となっている。同社の現場ノウハウを基に、日本ユニシスに発注して開発した。  ヨコレイでは「今後もトラック待機問題解消に向け、更なる取り組みを続けていく」としている。 【写真=幸手物流センターで12月に試験導入後、他の拠点にも拡大していく】





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