天狼会、設立50周年で記念式典 他地域の女性組織も参加
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2017/11/30 0:00
【兵庫】1968年7月に全国初の女性組織として設立した兵庫県トラック協会の女性経営者部会(天狼会、櫻井典子会長)は16日、50周年の節目を迎え、記念式典を開いた。近畿だけでなく、北海道から九州までの女性組織のメンバーが参加。半世紀に及ぶ活動を通じて会員の研さんや業界のアピールに努め、確かな足跡を残してきた天狼会の活動に賛辞を贈った。(渡辺弘雄) 天狼会という組織の名称は、最も明るい恒星の一つ、シリウスの別名「天狼」にちなんでいる。これまで取り組んできた活動は、勉強会やトラックの日のイベントサポートに加え、大阪、京都、奈良、福井、滋賀の各女性組織との交流会などで、互いに親睦を深め合いながらステップアップを図ってきた。 式典で、櫻井会長が「定例会では、規制緩和や労働時間の短縮に向けた勉強、加古川交通刑務所の見学など、その時々の諸問題を取り上げてきた。自己研さんに励むとともに、四季折々の親睦が楽しみになった。天狼会の伝統をこれからの次世代に引き継いでいけるよう頑張っていきたい」と述べた。 また、兵ト協の福永征秀会長も「50年前は、私が業界に身を投じたのと同じ時期。女性ならではの発想とセンスで幾多の試練を乗り越えて今日を迎えられた。女性活躍社会の先駆けとして、運送業界の発展に貢献してきたことに敬意を表したい。折しも12月には、全ト協で女性部会が誕生する。70周年、100周年と更に発展するよう願っている」とエールを送った。 女性組織からは大阪、京都、滋賀、奈良、福井、愛知、福岡、北海道、香川、愛媛のメンバーが参集。近畿運輸局自動車交通部の栗原弥生部長、全ト協の山崎薫常務など多数の来賓も出席し、功績をたたえた。 これまで天狼会会長を務めた功労者への花束贈呈では、櫻井氏と居垣明美副会長が故人の堀江重子、野村とみえの両氏に代わって出席した堀江勝博氏(堀江運送)、野村昌代副会長(丸信運送)に手渡した。 記念講演には、福留経営労務管理事務所の福留章氏を招き、「ホワイト企業への道 事業者の安全・衛生配慮義務」をテーマに話を聴いた。 【写真=多数の来賓が出席し功績をたたえる】