萬運輸/創立55周年、働き方に創意工夫凝らす 価値観共有し新サービス 永年勤続 16人たたえ
物流企業
2017/11/23 0:00
【神奈川】萬運輸(東海林憲彦社長、横浜市鶴見区)は11日、自社とグループ会社社員を集め、創立55周年記念式典を開催した。東海林社長は、働き方改革を推進するため創意工夫を凝らした新たな施策を打ち出す方針を表明。社員との価値観の共有を図り、5~10年後を見据えた新サービス創出につなげる考えも示した。(吉田英行) 東海林氏は「55周年を迎えられたのは社員の努力の積み重ねのお陰。これから先、社会・経済は劇的に変化する。社員がいきいきと働き、豊かな生活を送り、自身の夢を会社で生かして対価として得られるよう、情報を活用するとともに創意工夫し、新たな施策を進めていく」と、働き方改革に注力する方針を強調。 また、「5~10年後、グループで手掛けている運送事業や自動車整備業が今と同じ形で続くとは考えにくい。社員とコミュニケーションを深めて価値観を共有し、新しいサービスに挑戦したい。社員の幸せの一助となる、新たな萬運輸グループをつくる」と、新サービス創出に意欲を見せた。 永年勤続表彰では、勤続40年の井ノ川順一(横浜営業所)、小山昭夫(ヨロズモータース)の両氏をはじめ、10~40年在籍の16人をたたえた。 更に、優秀な技能や一定基準以上の資格を有する社員を「一ツ星」「二ツ星」「三ツ星」「マイスター」の各ランクで評価する「三ツ星表彰制度」では、二ツ星認定者2人、一ツ星認定者13人を表彰した。 受賞者を代表し、井ノ川氏が「自分が会社の役に立っているか、日々考えながら業務に臨んでいる。今日の晴れがましい表彰を受けられたのは上司や同僚、後輩のお陰。これからも指導をお願いしたい」と謝辞を述べた。 続く祝賀会で、グループの人材教育会社DENKEN(横浜市鶴見区)の高橋英雄社長は「100歳以上が100万人という超高齢化社会がやがて来る。萬運輸も100歳になるまで、何度も試練があるだろうが、それを乗り切るのに重要なのは人材。100歳までの間、どこかで輝けるよう、切磋琢磨(せっさたくま)し、長丁場を乗り切ろう」と、人材確保・育成の重要性を訴えた。 【写真=「社員の幸せの一助となる、新たな萬運輸グループをつくる」と東海林社長】