大阪ト協東大阪支部/市防災訓練、万一に備え体制確認 トラックの役割アピール
団体
2017/11/23 0:00
【大阪】大阪府トラック協会の東大阪支部(市川保一支部長)は11日、東大阪市の総合防災訓練に参加し、災害発生に備えて緊急輸送の手順を確認するとともに、地域社会に貢献するトラック輸送の役割をアピールした。 午前10時に「生駒断層帯を震源とする直下型地震が発生、東大阪市では最大震度7を観測し、市内各所で甚大な被害が発生した」と想定。市の要請を受けた東大阪支部では、直ちにトラックを出動させ、緊急物資輸送に備えた。 主会場の花園中央公園では、市川支部長らが対策本部に駆け付け、池島運輸(川口均社長、東大阪市)の4トンウィング車が簡易段ボールベッドを搬送。ドライバーは早朝からの雨でぬかるんだグラウンドをものともせず、速やかに積み荷を下ろし、スムーズな避難所設営に協力した。 東大阪支部のブースでは、事務局職員がエコバッグやウェットティッシュに加え、災害時に役立つLED(発光ダイオード)ライトや緊急用ホイッスルといったグッズを配布。トラック協会の取り組みや社会的役割をPRした。 また、防災用無線機をトラック6台に搭載。市内を走行させながら、無線機の操作と機能を確認する訓練も独自に行い、万一の災害発生に向け体制を確認した。(小菓史和) 【写真=雨でぬかるんだグラウンドをものともせず、速やかに積み荷を下ろす】