愛知運支局、海コントレーラ監査 ツイストロック締め忘れ防止
行政
2017/11/23 0:00
【愛知】愛知運輸支局は7日、愛知県トラック協会の海上コンテナ部会(山本敦部会長)と蟹江警察署の協力で、海コントレーラの街頭監査を行った。ツイストロックの締め忘れ防止に向け、名古屋港の鍋田ふ頭(弥富市)を通る海コントレーラを定期的にチェックする取り組みの一環。 自動車検査証の記載事項や車検シールの貼り替え忘れ、タイヤなど消耗品の整備不良を確認して、事故予防を呼び掛けた。45セット90台を監査し、ツイストロックの締め忘れはゼロだった。一部の車両に見られた反射板の汚れについて、口頭で指導した。 愛知運支局の加藤裕昭次長は「名古屋港ではターミナルのルールを守る意識が高く、事故も少ない。貨物自動車運送事業法と道路交通法の両面で違反を撲滅するには、ドライバーにルールを徹底させることが重要」とコメント。 海コン部会実務委員会の服部正樹委員長は「2017年の名古屋港コンテナ貨物は、過去最高の取扱数量を記録する見込み。貨物量が増えている中でも事故件数は減少傾向にあるが、他港ではツイストロックの外し忘れでテナーにトレーラごとつり下げられたドライバーの死亡事故も起こっているので、そのような事態が名古屋港で起きないよう、注意を促していきたい」と話した。(梅本誠治) 【写真=愛知ト協海コン部会が協力】