東電物流、危険事例の体感訓練 リフト競技会も開催
物流企業
2017/11/20 0:00
東電物流は11日、フォークリフトとトラックの危険事例の体感訓練を初めて実施した。全国7支社それぞれのトップクラスのフォークリフト・オペレーターや協力会社社員らが、過去に実際に起きた事故事例の再現を見学・体験し、事故防止行動の徹底を改めて確認した。また、フォークリフト競技会も行い、日頃培った技術を競い合った。 朝岡正裕社長は「危険体験ではかなりの恐怖を感じると思う。恐怖を伴った感覚を支社で伝えて欲しい。高い志は高いパフォーマンスを生む。夢を語る人間は努力を怠らない。3年後、5年後には全国の競技会での上位入賞を目指す」とあいさつした。 危険事例では、トラックの荷台のシート外し作業時にあおりを掛けていなかったため転落した事故、フォークリフトで都市型変圧器を移送中に電柱積み下ろし作業をしていた作業員に接触した事故など6事例を再現。事故が発生した状況と、どうすれば防げたかを丁寧に再現し、オペレーターにもインタビューしながら注意点などを共有した。 フォークリフト競技会はリーチとカウンターを毎年交互に行い、今年はカウンターフォークリフトのオペレーター10人が学科、点検、運転の3項目で競い、山梨支社の秋元亮氏が優勝した。(高橋朋宏)