物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

三ト協、トラフェス 綱引き人気 自動車整備業界もPR

団体

2017/11/20 0:00

 【三重】三重県トラック協会(小林俊二会長)は12日、三重県総合博物館(津市)で、トラックフェスタ2017を開催した。17年度のトラックの日関連行事として実施したもので、好天にも恵まれ、親子連れなど5千人が来場。青年部会(村木尚哉部会長)が企画・運営を行った。中でも、トラック綱引きは長蛇の列ができるほどの人気を集めた。(星野誠)  開会式で、小林会長が「我々トラック運送事業者は、皆さんの暮らしや企業活動を支える荷物を安全・確実・迅速をモットーに運んでいる。東日本大震災や熊本地震では、緊急物資輸送という大きな使命を担った。当フェスタの目的は、皆さんにトラック業界を楽しみながら知っていただくことにある」とあいさつ。  屋外の駐車スペースには、青年部会メンバーが提供したトラックが集結。新成運輸(村木社長、四日市市)はラッピングトラック2台、中山商運(中山豊社長、松阪市)は体験乗車用の大型車、中西総合運輸(中西理晃社長、伊賀市)は荷室体験用の冷凍車を、それぞれ持ち込んだ。また、中部ブロック青年部協議会(伊藤将志代表幹事)の絵画コンクール優秀作品をラッピングしたトラックを、恵武急便(山田有恒社長、岐阜県恵那市)が提供した。  トラック綱引きでは、三ト協公式マスコットキャラクター「トラッコ」が見守る中、子供たちが一生懸命に大型トラックを綱で引っ張り、動き出すと、周囲から大きな歓声が上がった。  博物館内には、ペーパークラフトづくりのコーナーや、三重県交通共済協同組合(山口信也理事長)による適性診断体験コーナーを設け、来場者のうち先着1千人にトラッコの携帯ストラップを、250人には、その場で撮影した写真入りのカレンダーを配布した。  また、三重県自動車整備振興会(竹林武一会長)は、走るミニカーづくりのブースを出展。自社整備工場を持つ伊井運輸(三重県川越町)の伊井雅春社長が、マスコットキャラクター「てんけん君」の着ぐるみを着て奮闘した。伊井氏は「トラック業界と同様、整備業界も人手不足で後継者が減っている。子供や若者にアピールできたら」と話した。  村木氏は「前回は1月で大雪に見舞われたが、今回は秋晴れで良かった。タイヤ交換実演やフォークリフト展示など新しいコーナーを増やしたほか、屋外にキッチンカーを持ち込み、飲食できるようにした。より楽しんでもらえたのではないか」と力を込めた。 【写真=子供たちが一生懸命に大型トラックを引っ張る】





本紙ピックアップ

相次ぐクマ被害、敷地出没や車両衝突

 クマの被害が後を絶たない。11月末時点の環境省の速報値で、2025年のクマによる人身被害が230件に達し、過去最高を記録した。敷地内への出没や車両との衝突など物流業界への影響も小さくない。修理費が高額に及ぶケースもある…

臨時国会閉会、暫定税率廃止法など成立

 第219回臨時国会が17日、閉会した。内閣提出法案は、2025年度補正予算案などを除くと、気象業務法及び水防法の一部改正案など11件が提出され、全て成立した。衆・参議員提出法案は、通常国会からの継続審議の法案を合わせて…

経産省「健康経営銘柄」、殿堂入り制度を創設

 経済産業省は、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する健康経営がより評価されるよう、健康経営銘柄に複数回にわたり選定された企業を顕彰する「健康経営銘柄の殿堂入り制度(仮称)」を2026年度にも創設する。1…

公取委調べ/価格転嫁25年度、「7割以上」0.3㌽上昇

 公正取引委員会は15日、価格転嫁円滑化の取り組みに関する2025年度の特別調査の結果を公表し、トラック運送業などは多重委託構造が存在するため、元請けから下請けの同業者への価格転嫁が円滑に進んでいないと分析している。 受…

オススメ記事

相次ぐクマ被害、敷地出没や車両衝突

 クマの被害が後を絶たない。11月末時点の環境省の速報値で、2025年のクマによる人身被害が230件に達し、過去最高を記録した。敷地内への出没や車両との衝突など物流業界への影響も小さくない。修理費が高額に及ぶケースもある…

臨時国会閉会、暫定税率廃止法など成立

 第219回臨時国会が17日、閉会した。内閣提出法案は、2025年度補正予算案などを除くと、気象業務法及び水防法の一部改正案など11件が提出され、全て成立した。衆・参議員提出法案は、通常国会からの継続審議の法案を合わせて…

経産省「健康経営銘柄」、殿堂入り制度を創設

 経済産業省は、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する健康経営がより評価されるよう、健康経営銘柄に複数回にわたり選定された企業を顕彰する「健康経営銘柄の殿堂入り制度(仮称)」を2026年度にも創設する。1…

公取委調べ/価格転嫁25年度、「7割以上」0.3㌽上昇

 公正取引委員会は15日、価格転嫁円滑化の取り組みに関する2025年度の特別調査の結果を公表し、トラック運送業などは多重委託構造が存在するため、元請けから下請けの同業者への価格転嫁が円滑に進んでいないと分析している。 受…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap