マルコーエキス、京田辺営業所オープン 営業・配送の統括拠点に
物流企業
2017/11/16 0:00
【京都】マルコーエキスプレス(杉本哲也社長、京都府京田辺市)は6日、京田辺営業所(同市)の業務を開始した。荷主の工場内に設けていた八幡営業所(八幡市)を集約するとともに、精密機器を保管するための倉庫も併設。今後、日配の仕事も拡大していく。 6600平方メートルの敷地に、平屋建て倉庫(1980平方メートル)及び2階建て事務所(延べ床面積200平方メートル)を建設した。国道307号沿いで、京奈和自動車道・田辺西インターチェンジにも近く、大阪方面や名古屋方面へのアクセスに優れる。これまで八幡営業所と本社で対応してきた営業活動、配送、アフターサービスの統括拠点として位置付ける。 倉庫は大型車の乗り入れができ、4.9トンつりと2.8トンつりクレーンを1台ずつ設置。精密機器の荷役作業の効率化を図った。配置車両は、大型2台、6トン1台、4トン7台、3トン8台の計18台で、いずれも冷蔵車。 2017年10月期の売上高は前年同月比3%増の5億9600万円となった。18年10月期は5%アップを目指す。 マルコーエキスプレスは15年6月に、和束運輸(杉本社長、木津川市)にM&A(合併・買収)され、和束グループの傘下となった。杉本社長は「マルコーエキスでの人員増強を進める一方、グループ全体で人事交流し、全体の活性化につなげたい。18年には愛知県で土地の取得も考えている」と話す。(落合涼二) 【写真=八幡営業所を集約し、精密機器を保管するための倉庫も併設】