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東亜物流、PCB収集・運搬へ参入 首都圏中心に需要開拓

物流企業

2017/11/16 0:00

 【東京】東亜物流(森本勝也社長、東京都江戸川区)は11月から、特別管理産業廃棄物に分類されるPCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物を収集・運搬する事業に本格参入。首都圏をベースに需要の開拓に傾注し、事業規模を2年目には3億円超に引き上げたい意向だ。  PCBはかつて変圧器やコンデンサーの絶縁油などに使われたが、カネミ油症事件で知られるように人体に有毒なことから、現在は製造・輸入が禁じられている。しかし、PCBは市中に依然として残存しているため、2016年5月に公布された特別措置法においてPCB廃棄物の処分期限を規定した。  それによると高濃度PCB廃棄物は、地域ごとに処理の期限を設定しており、遅いものだと23年3月末が最終の期限となっている。一方、低濃度PCB廃棄物は27年3月末までの処分を課している。  環境省が示す処分量の見込みは、大型変圧器などが約3600台、大型コンデンサーなどは約8万台に上る。更に、安定器が約390万個、小型変圧器・コンデンサーは約60万個、その他汚染物などは660トンとなっている。  東亜物流では産業廃棄物処理サービスを以前から手掛けており、新規ビジネスとしてPCB廃棄物の取り扱いも構想。新規参入に向けた準備を2年前から進めてきた。既に業務を一部受託しており、11月から首都圏を中心とした営業活動に本腰を入れていく。  同事業には1台が350万円の漏れ防止型金属容器2台と専用ユニック車2台を投入。PCB廃棄物を工場などで引き取り、中間貯蔵・環境安全事業(JESCO、谷津竜太郎社長、港区)が運営するPCB処理事業所などに運搬する。(沢田顕嗣) 【写真=漏れ防止型金属容器を投入】





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