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ヤマト運輸、長良川鉄道と実証実験 客貨混載 来年に本格運用

物流企業

2017/11/09 0:00

 ヤマト運輸(長尾裕社長、東京都中央区)と長良川鉄道(日置敏明社長、岐阜県関市)は6日、関市の関駅と郡上市の美並苅安駅の区間で、鉄道を利用した客貨混載の実証実験をスタートした。17日まで実施し、実験結果などを受けて2018年早期にも本格運用を始める。  郡上市は県内で2番目に面積が広く、人口密度が低い。ヤマト運輸のセールスドライバー(SD)の大きな負担となっており、サービス品質を維持しながら集配効率も高めることが課題となっていた。  一方、長良川鉄道は第三セクターとして地域のインフラ路線を守るため、経営基盤の強化を推進。宅急便を運ぶことで得られる収益で財源の多様化を図る。  実験では、ヤマト運輸岐阜ベースから郡上支店間の幹線輸送の一部を列車で代替輸送する。両者は、荷物の積み下ろしや輸送中の荷物の固定方法など安全対策の検討やSDの労働環境の改善、環境負荷の軽減などの効果を検証する。(高橋朋宏) 【写真=宅急便を運ぶ長良川鉄道の車両】





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