CPD&三菱UFJリース、千葉・松戸にセンター 来秋竣工 延べ床1万4100平米 専用とマルチ型へ対応
産業
2017/11/09 0:00
センターポイント・ディベロップメント(CPD、吉川陽介社長、東京都千代田区)と三菱UFJリースは1日、「CPD松戸物流センター」(仮称、千葉県松戸市)を同日に着工した、と発表した。敷地面積が6900平方メートル、鉄骨造りの4階建てで、延べ床面積は1万4100平方メートル。2018年9月の竣工を予定している。(沢田顕嗣) 1階にバースを配置する計画で、専用センターとマルチテナント(複数企業入居)型センターのいずれのニーズにも対応。用途地域が稔台工業団地内の工業専用地域で24時間の操業が可能なため、都心への配送拠点及び東京外環自動車道を通じた広域物流拠点として、立地の優位性が見込まれるとしている。 また、住宅地に近接していることに加え、新京成線・みのり台駅から約1キロと徒歩圏内である点も特徴。更には、JR常磐線・松戸駅とJR武蔵野線・東松戸駅からはバス利用による通勤も可能など、労働力の確保が比較的容易という。 スペックは床荷重が1平方メートル当たり1.5トン(1階は2.5トン)、柱スパンは10メートル×11.5メートル、はり下天井有効高は5.5メートル。併せて、全館に発光ダイオード(LED)照明を採用するとともに、荷物用エレベーターとカゴ車・パレット兼用垂直搬送機を各2基ずつ設置する。 このほか、共同出資者が別途出資する特別目的会社が、同センターに近接する土地(約7900平方メートル)を10月25日付で取得しており、CPDが施設(19年春に竣工予定)のアセットマネジメント業務を受託することも明らかにした。 【写真=1階にバースを配置する計画(完成予想図)】