静ト協、テレしず祭り出展 参加型ブースに工夫 「ナオトラック」搭乗 子供たちが模擬配送
団体
2017/11/09 0:00
【静岡】静岡県トラック協会(大須賀正孝会長)は10月28日、テレビ静岡主催の「テレしず祭り」に協賛、参加型ブースを出展し、トラック運送業界の重要性と役割を伝えた。トラックの搭乗や仕事体験といった従来の催しをブラッシュアップ。来場者がよりトラックに親しみを持てるよう、工夫を凝らした。(奥出和彦) トラックの日の啓発行事として2007年から出展し続けてきた県主催の「ふじのくに交通安全県民フェア」が16年で終了したため、新たなステージとして参加した。 トラックの搭乗には、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」にちなんで製作されたハロー・テンリュー(渡辺昭人社長、浜松市中区)のラッピングトラック「純金ナオトラック」を使用。浜松市のマスコットキャラクター「出世法師直虎ちゃん」や「出世大名家康くん」をあしらい、華やかなデザインが施されたトラックに家族連れが次々搭乗。金色のボディーを背景に、記念撮影する姿も多く見られた。 仕事体験では足こぎトラックを準備し、白線で描いた道路に横断歩道や道路標識を配置。ドライバーとなった子供たちが道路脇の複数の店舗から食料や雑貨などを仕入れ、トラックに連結されたカートに積んで届ける模擬配送で、物流業務と交通ルールを学ばせた。 日本初の体験型動物園「IZOO」と連携し、動物展示コーナーを設置。カメやトカゲ、ヘビ、ヒヨコとの「ふれあいコーナー」は、声を上げて遊ぶ子供たちでにぎわっていた。 榛原自動車(曽我哲也社長、吉田町)の大型車の荷台を舞台としたステージでは、交通安全クイズやピエロのジャグリングなどを用意。ミニ四駆のコーナーも人気を集めた。 広報委員会(高瀬宏道委員長)を中心に、青年部会(芦川宗典部会長)や女性部会(大岡正枝部会長)メンバーが各コーナーの運営に協力。高瀬委員長は生中継のテレビインタビューにも応え、企画趣旨を説明してトラック業界をアピールした。 【写真=模擬配送で物流業務と交通ルールを学ばせる】