ラサール、神奈川・相模原にBTS型 来年10月竣工 クルーズむけ 物流効率化に貢献
産業
2017/11/06 0:00
ラサール不動産投資顧問(中嶋康雄社長兼CEO=最高経営責任者、東京都千代田区)は1日、ファッション通販「SHOPLIST.com」などを展開しているクルーズのBTS(特定企業入居)型物流施設「SHOPLISTロジスティクスセンター」(仮称、相模原市中央区)の建設に着手した。竣工は2018年10月31日を予定している。(井内亨) 敷地面積が2万2500平方メートル、鉄骨造り4階建てで、延べ床面積は4万5300平方メートル。1平方メートル当たりの床荷重を1階が2トン、2~4階は1.5トンとし、はり下天井有効高を5.5メートル確保するほか、全館にLED(発光ダイオード)照明を採用する。 最大千人が働けるよう休憩室や更衣室、駐車場、駐輪場を整備。空調も全館に導入することで、労働環境に配慮した施設となる。更に、商品撮影用のスペースを設け、機動的なフルフィルメントと物流効率化を実現させる。 国道16号、129号に近接し、首都圏の大消費地に近い好立地。首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・相模原相川インターチェンジ(IC)から5キロ、同・相模原ICからも7キロと至近に位置し、中央自動車道や東名高速道路に接続できることで、首都圏広域から中部圏や関西圏への配送をカバーできる。また、周辺には広大な住宅エリアを擁しており、従業員確保の観点からも有利な立地となっている。 中嶋社長兼CEOは「巨大消費地への優れたアクセスや雇用確保におけるロケーションの優位性を生かし、テナントの物流効率化とEC(電子商取引)事業の拡大に大きく貢献できる高機能な施設」と話している。 【写真=鉄骨造り4階建てで、延べ床面積は4万5300平方メートル(完成予想図)】