三ト協、新会館建設に3案提示 既存棟 転売か活用か 年内にも検討委立ち上げ
団体
2017/11/06 0:00
【三重】三重県トラック協会(小林俊二会長)は10月24日の理事会で、本部事務局を置く三重県トラック会館(津市)の新築移転について審議した。事務局が防災・研修施設なども含めた建設案を3パターン提示した。(星野誠) 建設案は①既存のトラック会館を転売、研修機能を備えた「総合トラック会館」を建設し、全面移転②既存の会館は研修施設として活用し、本部機能のみ新会館に移転③既存の会館は転売、本部機能を持つ新会館と研修施設を、それぞれ別の場所に建設――の各パターン。 研修施設にはいずれも、防災関係(防災用倉庫、仮眠室、シャワー室、非常用発電機など)の機能を持たせる計画だ。 出席者から「用地で具体的な候補はあるのか」と質問があり、小林会長は「現時点では全くの白紙。ゼロベースでじっくり検討していきたい」と説明。これに対し、「多額の費用が掛かることなので、予算は早めに決めておくべき」との声が上がった。 また、防災機能を備えた研修施設については、「岐阜県トラック協会(田口義隆会長)の緊急物資輸送センター(岐阜県美濃加茂市)を視察し、参考にしては」と提案する意見も聞かれた。 新会館建設では年内にも、県内9支部からそれぞれ2人の計18人に小林氏と伊藤信彦専務を加えた計20人で構成する会館建設検討委員会を立ち上げ、本格的な協議を開始する。 【写真=出席者から「予算は早めに決めておくべき」との声が上がる】