物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

川合運輸、正しいタイヤ知識学ぶ 脱着方法&点検手順

物流企業

2017/11/02 0:00

 【福島】川合運輸(川合幸治社長、福島県須賀川市)は10月21日、安全講習会を開き、正しいタイヤの脱着方法や点検手順などを学んだ。冬用タイヤへの履き替え時期に合わせ、正確な知識を習得して車両事故やトラブルを未然に防ぐのが目的。西営業所(同)のドライバー20人が参加した。  ダンロップタイヤ東北福島支店のスタッフの協力を得て、空気圧の適正な調整に関する座学と、脱着について実技指導を行った。  座学では、空気圧不足や過多による偏摩耗の発生で、損傷やバーストの危険性が増してしまうことを強調。また、空気圧が低下すると燃費性能が下がり、使用寿命も短くなりコスト負担の増加につながることを指摘し、注意を呼び掛けた。  脱着実技では、初めに大型車前輪のナット10本のうち、緩みのある1本を点検ハンマーを使って見つける作業に全員がチャレンジした。その後、規定トルクに達しているかどうか、専用機器を使って締め具合を1本ずつチェックし、ドライバーの判断との違いを確認した。  また、空気圧不足のタイヤをハンマーの打音で聞き分ける作業にも挑んだ。特に、新品や溝が大きいタイヤの場合は、中央部ではなく端部分をたたいて確認すると分かりやすいことを指導。更に、空気圧の自然低下に気づかないことが多いことから、運行前点検の実施と運行途中でのチェックの徹底を促した。  同社では、全社員参加による安全大会に加え、荷役事故防止や健康チェックなどのテーマを決めて拠点ごとの講習会や勉強会を開き、安全運行に向けた意識高揚に努めている。(富田久男) 【写真=点検ハンマーを使って緩んだナットを探すドライバー】





本紙ピックアップ

手形・小切手廃止、「効率化つながる」評価

 紙の手形・小切手の利用が2026年度末で廃止されるのに向け、物流業界でも対応が進んでいる。銀行振り込みや電子記録債権などに切り替えた事業者からは、効率化につながるとして評価する声が多い。会員企業に対応を促すため、トラッ…

富士運輸「アスファルト原液輸送」、複数人運行&手当 

 富士商(藤田敏彦会長兼社長、山口県山陽小野田市)グループの富士運輸(阿部悦雄社長、同)は、運送会社の廃業・撤退が増えている道路舗道に使うアスファルト原液の輸送を、1台の車両を複数のドライバーが乗り回す運行体制とマルチス…

阪神港「CONPAS」実用化1年、意見すれ違い普及進まず

 阪神港で実用開始から1年以上経っても、コンテナの搬出入予約システム「CONPAS(コンパス)」の普及が進まない現状について、海上コンテナ輸送事業者とコンテナターミナル(CT)運営会社の意見が擦れ違っている。CT側は「事…

両備TC、ドライバーが貨物・旅客輸送を兼務

 両備ホールディングス(松田敏之代表取締役CSO=最高戦略責任者)の両備トランスポートカンパニー(両備TC、荒木一守カンパニー長)は、大阪支店(大阪府和泉大津市)で、一人のドライバーが貨物と旅客の輸送を兼務する多能工化を…

オススメ記事

手形・小切手廃止、「効率化つながる」評価

 紙の手形・小切手の利用が2026年度末で廃止されるのに向け、物流業界でも対応が進んでいる。銀行振り込みや電子記録債権などに切り替えた事業者からは、効率化につながるとして評価する声が多い。会員企業に対応を促すため、トラッ…

富士運輸「アスファルト原液輸送」、複数人運行&手当 

 富士商(藤田敏彦会長兼社長、山口県山陽小野田市)グループの富士運輸(阿部悦雄社長、同)は、運送会社の廃業・撤退が増えている道路舗道に使うアスファルト原液の輸送を、1台の車両を複数のドライバーが乗り回す運行体制とマルチス…

阪神港「CONPAS」実用化1年、意見すれ違い普及進まず

 阪神港で実用開始から1年以上経っても、コンテナの搬出入予約システム「CONPAS(コンパス)」の普及が進まない現状について、海上コンテナ輸送事業者とコンテナターミナル(CT)運営会社の意見が擦れ違っている。CT側は「事…

両備TC、ドライバーが貨物・旅客輸送を兼務

 両備ホールディングス(松田敏之代表取締役CSO=最高戦略責任者)の両備トランスポートカンパニー(両備TC、荒木一守カンパニー長)は、大阪支店(大阪府和泉大津市)で、一人のドライバーが貨物と旅客の輸送を兼務する多能工化を…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap