ニッコン、株主ら向け事業所見学会 宇都宮倉庫を増設へ
産業
2017/11/02 0:00
ニッコンホールディングスは10月19日、株主と経済アナリストら向けに事業所見学会を開き、日本梱包運輸倉庫(大岡誠司社長、東京都中央区)関東事業部栃木営業所の宇都宮倉庫(宇都宮市)の2期工事計画を発表した。既存倉庫の隣接地に、鉄骨造り3階建て、延べ床面積2万6700平方メートルの倉庫を建設。12月に着工し、2018年11月の完成を目指す。15年11月に竣工した既存倉庫は、鉄骨造り3階建てで、延べ床面積2万1700平方メートル。新棟は2、3階部分を既存倉庫と連結する予定。 見学会では、グループ企業のオートテクニックジャパン(高田隆幸社長、栃木県芳賀町)の開発センター(同)のほか、日本梱包運輸倉庫の栃木営業所(同)を訪問した。 佐野恭行取締役常務執行役員は、「オートテクニックジャパンは、グループ内では日本梱包運輸倉庫に次ぐ事業規模だ。また、栃木営業所では、自動車産業以外に食品物流も手掛けている」と参加者にアピールした。 オートテクニックジャパンでは、高田社長自らが会社を紹介。同社は完成車両などの性能や品質保証サポートのテスト業務のほか、設計や解析、各種治具や計測機器の製造などを手掛けている。シャシダイナモテスト施設やパワートレインシミュレーターなどの見学後、二輪ライダーがデモ走行を披露した。 栃木営業所では、6カ所ある拠点のうち、宇都宮倉庫と芳賀台低温倉庫(芳賀町)を見学。宇都宮倉庫では菓子類、芳賀台低温倉庫では米穀の保管業務について説明した。栃木営業所の担当者は、周辺の工業団地進出企業の倉庫需要を取り込んでいく、との方針を示した。(佐々木健) 【写真=バイクのデモ走行を披露】