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鉄貨協東北支部など、鉄道コンテナ見学会を開催 積極的な利用求め

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2017/10/23 0:00

 【宮城】鉄道貨物協会の東北支部(鎌田宏支部長、仙台商工会議所会頭)と仙台地方通運業連盟(佐藤武司会長、日本通運仙台支店長)は12日、日本貨物鉄道(JR貨物)の仙台貨物ターミナル駅(仙台市宮城野区)で鉄道コンテナ見学会を開いた。大型荷役機器(トップリフター)を使った31フイートコンテナの積み下ろし作業の実演やコンテナ展示などを通じて、環境に優しく、輸送効率が優れている鉄道貨物輸送のメリットをアピールし、モーダルシフトの推進を呼び掛けた。  荷主や倉庫、利用運送事業などの担当者60人が参加した。JR貨物東北支社の土井広治支社長は「長距離トラックドライバーが不足する中、鉄道コンテナ輸送は円滑な物流サービスのための補完的な役割を果たすことできる。日本全国どこへでも運ぶことができ、トラックに比べて二酸化炭素(CO2)の排出量が約10分の1と非常に少なく、環境に優しい輸送モードだ」と話し、積極的な利用を求めた。  続いて、映像を交えながらコンテナ輸送の仕組みや運行ルート、所要時間に加え、様々な輸送形態(保冷、冷凍・冷蔵など)に応じたコンテナがあることを紹介。また、トラックからコンテナへの切り替えや新ルートでのテスト輸送に関して、全国通運連盟が運行費用の8割を助成する「お試しキャンペーン」の積極的な活用を促した。  この後、2班に分かれ、それぞれ31フィート・ウィングコンテナの荷役デモンストレーションとコンテナ展示コーナーを見学。トップリフターを使って台車からトラックへ、トラックから台車への積み替え作業を行った。  一方、展示コーナーでは、冷凍・冷蔵、保冷、通風、液体専用などの様々なコンテナを紹介し、輸送品質の向上に努めていることを強調した。(富田久男) 【写真=31フィートコンテナの積載容量の大きさを確認】





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