大和運送、新社屋完成 設立4年目「夢」実現 安全管理徹底を図る
物流企業
2017/10/19 0:00
【山形】大和運送(岩田大和社長、山形県天童市)が建設を進めていた新社屋が完成し、5日から業務を開始した。借りていた旧施設が手狭なために新築移転したもので、念願だった自社社屋が設立4年目で実現した。(黒田秀男) 新本社は天童市石鳥居地区に開設。敷地面積2800平方メートルで、平屋建ての本社事務所・車庫(床面積390平方メートル)を建設し、洗車場も整備。セキュリティー管理のために防犯カメラを設置した。 同社は2013年8月、岩田社長が、地元元請けの支援を受けて弱冠24歳の時に設立し、貨物運送事業を開始。以来、食品物流を展開する元請けの専属的な配送業務を担い、成長を続けている。 5台でスタートした車両は現在、4トン車を中心に16台に増えた。資本金が1千万円、従業員はパートを含め29人。食品物流をメインに、県内や宮城県など近距離の配送サービスを提供する。 平均年齢は20代と若く、自社社屋を建設するのが全社員の願いだった。 岩田氏は「皆で描いた夢が実現した。今後はより一層、安全管理の徹底を図り、輸送品質の向上を目指す。社員教育を充実させ、荷主の信頼を深めるとともに、働きやすい職場環境づくりにも努めたい。また、若い人も集まるので、もう少し台数を増やし、需要に応えたい」と語った。 【写真=天童市石鳥居地区に開設】