啓和運輸、新本社&センター竣工 屋上に太陽光発電装置
物流企業
2017/10/12 0:00
啓和運輸(川島満社長、埼玉県入間市)は8日、新本社と入間物流センターの竣工式を開いた。10月下旬から新社屋での業務をスタートさせる。屋上には同社グループ最大級となる太陽光発電装置を設けた。(小瀬川厚) 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・入間インターチェンジ(IC)、国道16号から2キロとアクセスに恵まれた場所に立地。1万6500平方メートルの敷地に地上3階建て、延べ床面積800平方メートルの事務棟と、2階建てで延べ床面積1万1500平方メートルの物流センターを建設。事務棟3階に本社機能を置くほか、1階を入間営業所に充てる。2階は休憩室や会議室とした。 物流センターには、最大積載量3.6トンの荷物用エレベーター、同1.5トンの垂直搬送機をそれぞれ2基導入。はり下有効高は一番低い箇所で7メートルを確保し使いやすさを優先させ、1階部分に設けたプラットホームにドックレベラーを4基設けた。30キロリットルのタンクを埋設した自家給油施設には、1.5キロリットルの尿素水スタンドも併設。屋上には出力435キロワットの太陽光発電装置を設置している。同社グループの発電装置としては最大級という。 式典で、川島社長が「5月に死去した父(故川島八郎氏)の葬儀から日数も経っておらず、一度は式典の中止を検討したこともあったが、お祭り好きな父だっただけに、元気でいれば、必ず式典をするべきだ』と言うに違いないと思い、皆さんに集まっていただいた」と説明。更に、「啓和グループとして50年が過ぎた。運送事業に参入し、入間市に本社を置いてから40年という節目の年でもある。本社移転と併せ、今年が当社にとってのターニングポイントになるだろう」と述べた。 【写真=3階建ての本社棟と2階建て物流施設を建設】