ZMP/自動走行宅配ロボ、六本木ヒルズで実験
産業
2017/10/12 0:00
ZMP(谷口恒社長、東京都文京区)は8日から森ビル(辻慎吾社長、港区)と共同で、日本初の自動走行する宅配ロボット「キャリロデリバリー」の実証実験を行う。将来的にはオフィスで働く人たちへのコーヒー配達や、居住者への荷物の配達なども視野に入れ、物流のラストワンマイルの課題解決に応用していく。 実験では六本木ヒルズ(同区)内の物流センターや店舗などから森タワー内オフィスに、エレベーターを使用して書類などの荷物を配達。また、今後は、物流センターからテレビ朝日の社屋など六本木ヒルズ内の各施設に荷物を搬送する実験も行う。 キャリロデリバリーは宅配ボックスを搭載し、レーザーセンサーとカメラで周囲の環境を360度認識。最高時速6キロメートルで自動走行し、荷物を目的地に届ける。また、必要に応じて遠隔操作ができる。(高木明) 【写真=日本初の自動走行する宅配ロボット「キャリロデリバリー」】