物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

大分ト協/安全大会、交通労災事故の根絶誓う 業界の社会的使命プロ運転者が模範に

団体

2017/10/05 0:00

 【大分】大分県トラック協会(青木建会長)と陸災防大分県支部(坂本光広支部長)は9月18日、交通労働災害事故の根絶を誓う安全総決起大会を開いた。経営者や従業員、家族ら500人が参加し、無事故・無違反を誓った。(上田慎二)  参加者全員で九州北部豪雨の犠牲者に黙とうを捧げた後、青木会長が「交通、労災の事故防止は業界の社会的使命。プロドライバーが模範となり交通災害の撲滅に取り組み、無事故無災害を目指す」とあいさつ。  大分県の岡本天津男・企画振興部観光地域局長は、九州北部豪雨や台風18号での緊急支援物資輸送に触れ、「トラックは県民の暮らしと経済を支え、また、災害時のライフラインとして重要な役割を果たしている」と感謝の言葉を述べた。  臼杵市立坂ノ市小学校1年生の三重野結那さんが、「子供からのお願い」と題した作文を読み上げ、「道路で小学生やおじいちゃん、おばあちゃんを見掛けたらスピードを落とし、横断歩道を安全に渡れるよう見守ってください」とメッセージを送った。  参加者を代表し、中津急行(仲浩社長、中津市)の川口綱樹氏が、飲酒運転の根絶や追突事故防止のため3秒の車間距離確保を盛り込んだ交通安全宣言を読み上げ、採択された。  最後に、大分ト協青年部「大運会」の佐藤政信副会長による唱和で、参加者は「交通・労災事故ゼロを推進しよう」などとシュプレヒコールを上げ、会場は熱気に包まれた。 【写真=無事故・無違反を誓い、シュプレヒコールを上げる】





本紙ピックアップ

特定技能1号開始1年、大手~中小で採用進む

 自動車運送業分野特定技能1号評価試験が始まって1年が経過した。トラックは4304人が国内外で受験し、3054人が合格。大手、中堅に加え、中小規模の運送事業者が特定技能制度を活用して外国人ドライバーを採用する事例が各地で…

「危険運転致死傷罪」適用要件見直し、飲酒・速度超過に基準    

 法務省は、飲酒や大幅な速度オーバーなど悪質運転による交通事故を厳罰化するため、危険運転致死傷罪の適用要件として数値基準を盛り込んだ自動車運転死傷行為処罰法の改正案を明らかにした。9日、法制審議会の刑事法(危険運転による…

国交省/次期安全プラン、走行距離当たり件数を指標に

 国土交通省は、2026年度からスタートする次期事業用自動車総合安全プラン(26~30年度)の死者数、人身事故件数などの目標値について、適切に評価できるよう総走行距離当たりの件数を指標として用いる。目標設定対象の業態に関…

グリーン物流優良者表彰、ドラッグストア納品効率化         

 国土交通、経済産業の両省は8日、2025年度グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰の受賞者を決定した、と発表した。国交大臣表彰には、宅配拠点と物流DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用したドラッグストアの店…

オススメ記事

特定技能1号開始1年、大手~中小で採用進む

 自動車運送業分野特定技能1号評価試験が始まって1年が経過した。トラックは4304人が国内外で受験し、3054人が合格。大手、中堅に加え、中小規模の運送事業者が特定技能制度を活用して外国人ドライバーを採用する事例が各地で…

「危険運転致死傷罪」適用要件見直し、飲酒・速度超過に基準    

 法務省は、飲酒や大幅な速度オーバーなど悪質運転による交通事故を厳罰化するため、危険運転致死傷罪の適用要件として数値基準を盛り込んだ自動車運転死傷行為処罰法の改正案を明らかにした。9日、法制審議会の刑事法(危険運転による…

国交省/次期安全プラン、走行距離当たり件数を指標に

 国土交通省は、2026年度からスタートする次期事業用自動車総合安全プラン(26~30年度)の死者数、人身事故件数などの目標値について、適切に評価できるよう総走行距離当たりの件数を指標として用いる。目標設定対象の業態に関…

グリーン物流優良者表彰、ドラッグストア納品効率化         

 国土交通、経済産業の両省は8日、2025年度グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰の受賞者を決定した、と発表した。国交大臣表彰には、宅配拠点と物流DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用したドラッグストアの店…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap