三八五流通、軽貨物運送事業を開始 全国でワゴン順次導入
物流企業
2017/10/02 0:00
三八五流通(泉山元・社長、青森県八戸市)は、軽自動車による貨物運送事業を開始した。同社はこれまで、軽自動車を社員の移動用車両として保有していたが、事業目的で取り入れるのは初めて。主に引越資材などの輸送を行う。 9月15日に、初の軽ワゴン車3台を導入。東京へ2台、仙台に1台配置した。カラーデザインは、従来のトラックや普通車のワゴンなどに採用していたイメージから一新。2016年10月にリニューアルした従業員の制服のデザインをベースに、コーポレートカラーの明るいグリーンを大胆に採用し、制服との統一感を出した。 今後も東京を中心に、全国の拠点でも徐々に導入していく方針だ。また、並行して現在100台ほど保有している普通車のワゴンも、買い替えに合わせてデザインを順次変更。まずは11月に3台手掛ける。 軽貨物車を導入するもう一つの目的は、新たな人材の育成だ。軽自動車で対応できる需要を掘り起こし、人材と車両を随時投入。後輩の指導など、育てるための環境づくりを会社全体で整備していく。 泉山和久常務は「今から10年、20年先のことを考えると、中途採用に加えて、若手の育成を強化しなければならない。教育にコストはかかるが、とても重要なことだ。働いている人間も車も、見た目が明るくなり、軽やかに仕事をしてもらえれば」と話している。(今松大) 【写真=制服との統一感を出したデザインを採用】