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郵船ロジ、シンガポールに新施設 19年春稼働 既存施設は自動化

物流企業

2017/09/28 0:00

 郵船ロジスティクスは21日、シンガポールの現地法人が物流施設の起工式を実施した、と発表した。敷地面積は3万3千平方メートルで、2階建ての延べ床面積は2万平方メートル。既存施設に隣接する形で建設し、2019年春ごろの稼働を予定している。併せて、既存施設には最新鋭の自動倉庫システムを導入した。  新施設はシンガポール西部に位置するトゥアス地区に建てる。36のトラックバースを配備。トラックを100台収容できる8千平方メートルの専用ヤードも備える。在庫管理や流通加工、検品などの多様なサービスを提供していく。  また、既存施設の隣に設けるため、二つの施設をつなぐ連絡橋も設置し、貨物を移動できるようにする。  一方、既存施設には自動倉庫システムを導入。アパレルや雑貨などの小物商品を、専用ボックスに収納して管理するもので、一般的なラックによる保管に比べ、庫内スぺースを有効活用できる。入出庫作業は無線制御ロボットが行うため、作業員の労力を減らし、作業効率の向上につなげる。  同地区はマレーシアとの連絡橋に隣接しているのに加え、新港の建設が進んでいる。ターミナル移転が計画されていることから、高い物流需要が見込まれている。  20日には、新施設の起工式とシステムの導入式典を開催。起工式で、郵船ロジの水島健二社長は「トゥアス地区の施設は最新鋭の設備を導入する戦略的物流施設と位置付けている。これらの設備を活用したサービスを提供することで顧客のあらゆるニーズに応え、シンガポールの持続的な発展に貢献したい」と語った。(土屋太朗) 【写真=既存施設に隣接(完成予想図)】





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