佐ト協、原発防災訓練に参加 ロジコムの車両出動
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2017/09/11 0:00
【佐賀】佐賀県トラック協会(馬渡雅敏会長)は4日、2018年1月の再稼働が見込まれる九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の重大事故を想定した原子力総合防災訓練に参加し、国や県、関係機関と緊急輸送訓練に取り組んだ。 地震で原子炉が停止し、非常用炉心冷却装置も故障、炉心損傷で放射性物質が放出され、その影響が発電所周辺地域に及んだ――と想定。 ロジコム(鳥屋正人社長、佐賀市)の4トン車が出動し、佐賀土木事務所(同市)で毛布、タオルケット、衣類を積み込み、唐津市内の避難所に運び込んだ。 情報伝達訓練では、県対策本部、唐津市対策本部、佐ト協の連携を確認。物資の搬入・受け取り作業、保管場所、作業人員、完了報告のシミュレーションも行った。 佐トでは、大規模自然災害や家畜伝染病、発電所事故などが発生した場合の緊急輸送協定を自治体や関係機関と締結。東日本大震災や熊本地震では、多くの会員が支援物資輸送に協力した。(上田慎二) 【写真=毛布、タオルケット、衣類を積み込む】