野呂水産業運輸/被災地支援イベント、花火客など1万人来場 ゾンビメーク 若者で大盛況
物流企業
2017/09/07 0:00
【三重】野呂水産運輸(野呂忠生社長、三重県四日市市)は8月27日、熊本地震の被災地を支援するチャリティーイベント「GENKIフェスティバル2017」を開催し、四日市花火大会の見物客など1万人を集めた。 東日本大震災発生直後の11年夏、被災地支援のためにスタートしたもの。地元中学校の卒業生で結成し、野呂忠生社長と野呂昭暢常務が参加している富洲原(とみすはら)エキサイティングCLUB(坂口誠会長)が企画・運営している。 7回目となる今回は、前回に続き、16年4月に起きた熊本地震の被災地支援を目的に実施。地元のトラック事業者では、伊井運輸(伊井雅春社長、川越町)、前田運送(野呂正高社長、同)、日新物流(小谷まゆみ社長、四日市市)、三重水産運輸(橋本和征社長、同)などが協賛した。 坂口会長は「皆さんの協力で7回目を迎えることができた。非常に暑いので、熱中症に注意しながら、花火大会も含めて最後まで楽しんでいただきたい」とあいさつ。 演目のトップバッターとして、女子高校生5人組のロックバンド「Rotten Apple」が大型トラックのステージに登場。全員が浴衣姿で演奏し、大きな拍手を浴びた。 日暮れとともに、花火大会の見物客など続々と集まる中、多様なジャンルの音楽グループ、ダンスや和太鼓のチームなどがパフォーマンスを繰り広げた。トリとしてステージを締めくくったのはパール運送(津市)の吉野学社長がドラマーを務めるロックバンド「ヒーローズ・ギャング」で、花火の音に負けない見事なドラミングを披露。坂口氏ら運営スタッフも仮装で飛び入り参加し、会場を大いに盛り上げた。 野呂昭暢氏は「スタッフも仮装してステージに上がるなど、今回は笑いの要素を増やしたが、和やかに盛り上がって成功した。来場者にゾンビメークを施すコーナーは有料にしたが、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)向きとあって、若い人で大盛況だった。収益は日本赤十字社を通じて、被災地に全額寄付する」と話した。(星野誠) 【写真=女子高校生5人組のロックバンドが登場】