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群ト協高崎支部、安全教育や点呼の厳格化 環境に優しい運転を

団体

2017/09/07 0:00

 【群馬】群馬県トラック協会の高崎支部(狩野昭一支部長)は、8月26日開いた交通安全・労働災害事故防止総決起大会で、ドライバ―への安全教育や点呼の厳格化などを骨子とした決議を採択した。  大会に先立って5年以上無事故・無違反の優良運転者61人を狩野支部長、高崎警察署長の連名で表彰。受賞者を代表して安斎美華氏(高崎協同運送)が表彰状を受け取った。  狩野氏は「厳しい経営環境の中で、健全な事業経営を維持していくためにも、事業者とドライバー、従業員の皆さんが交通事故撲滅と労災防止、環境に優しい運転を再認識してそれぞれの職場で実践することが求められている」と述べた。  群馬運輸支局の服部和訓支局長は「トラック運送業界は、欠かすことのできない社会基盤産業であるが、事故が起きれば社会的な影響も大きい。組織でリスクを無くすことが求められており、あらゆる機会を通じで組織管理による事故防止を促していく」と呼び掛けた。  高崎警察署の神野明男署長、高崎労働基準監督署の三沢弘署長らの訓示に続き、本部の武井宏会長が「我々は、国内経済を支える基幹産業として重要な役割を担っている。その半面、コスト負担増やドライバー不足といった多くの課題が山積しており、IT(情報技術)点呼機器やドライブレコーダーなどの導入促進、未加入事業者の取り込みを図っていきたい」と話した。  第2部では、群馬運輸支局の諏訪幸夫・首席運輸企画専門官が「安全運転していますか?」をテーマに、飲酒量と体内のアルコール残量の関係などを説明した。(小瀬川厚) 【写真=飲酒量と体内のアルコール残量の関係を聴く】





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