栄町商店街振興組合、「名古屋をどり」舞台搬送 広小路夏まつりパレード セミトレーラーで盛り上げ
産業
2017/09/04 0:00
【愛知】名古屋市の目抜き通りである広小路通(県道60号名古屋長久手線)を使って8月19、20の両日に行われた広小路夏まつりのパレードで、1台のセミトレーラが戦国時代の船を模した舞台を積載して走行、祭の盛り上げに一役買った。 山九四日市支店(対馬護支店長、三重県四日市市)が、主催者の栄町商店街振興組合に協力した。18日の夜、船を保管する春日井市の倉庫から、会場までセミトレーラで搬送。当日はゆっくりと走り、船を舞台とした「西川流名古屋をどり」で見物客を楽しませた。 トレーラヘッドを合わせた全長は16メートルを、千石船を搭載した総重量は30トンを超える。特殊車両通行許可などが必要となるが、申請は同振興組合の水谷昇事務局長が行った。 祭の後、取材に応じた水谷氏は「必要な書類が年々増えており、申請は複雑で大変だが、喜んでくれる人が多いのでやりがいがある。江戸時代から続く由緒ある祭で、千石船を舞台とする名古屋をどりはパレードのメイン。民間主催で予算が少ない中、搬送の協力をしてもらいありがたい。今後も続けていきたい」と述べた。(奥出和彦) 【写真=ゆっくりと走り見物客を楽しませる】