岩ト協&赤帽岩手、県総合防災訓練に参加 緊急物資輸送など展開
団体
2017/09/04 0:00
【岩手】岩手県トラック協会と赤帽岩手県軽自動車運送協同組合(荒屋嘉優理事長)は8月26日、盛岡市で行われた岩手県総合防災訓練に参加し、緊急物資輸送などを展開して災害対応力の強化に協力した。 台風による大雨で北上川に洪水警報が発表される中、盛岡南高校に支援物資受け入れのための集積場を開設した――という想定で実施。国や県からの物資の受け入れや各避難場へ供給するための仕分け作業の訓練に取り組んだ。 支援物資集積場の訓練では、岩ト協の千葉二三男業務部長が、同校の生徒らに荷物の積み方や運び出す手順を説明。東日本大震災発生後に、集積場運営を行った経験を踏まえ「万一の事態が起きた時は、支援活動に力を貸して欲しい。物流の仕事に興味を持ったら、ぜひ就職の選択肢に考えてもらえれば」と呼び掛けた。 物資輸送の訓練には、岩ト協から2トン車2台、赤帽岩手から軽トラック2台を手配。高校生が中心となって、2トン車に備蓄品の飲料水80箱やアルファ米10箱、携帯用トイレ20箱などを積み下ろす作業を行い、軽トラックへは近くの避難所へ届ける物資の段ボール(ダミー)20箱を積み込んだ。(今松大) 【写真=千葉業務部長が、高校生に荷物の積み方や運び出す手順を説明】