物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

大阪府警鶴見署、ドライバー7人検挙 住民からトラック駐車違反の苦情受け

行政

2017/09/04 0:00

 大阪府警鶴見署は8月30日、管内の花博記念公園鶴見緑地(大阪市鶴見区)前の道路に駐車し、休憩や仮眠をしているトラック運転者に対する取り締まりを行い、ドライバー7人を駐車違反で検挙した。  鶴見緑地前の道路は片側3車線と広く、近畿自動車道や第2京阪道路、府道2号大阪中央環状線、国道479号(大阪内環状線)といった幹線道路に近く、大阪市内へのアクセスが良い。  このため、路上でアイドリングしたまま停車し、休憩や仮眠を取るドライバーが多くみられ、特に夜間から早朝にかけては駐車車両が急増。近隣住民から「道路を横断する際に見通しが悪く危険」「排出ガスの臭いがひどい」「ゴミのポイ捨てがみられる」といった苦情が、府警などに多く寄せられていた。  鶴見署では、警察官を巡回させ、駐車車両への指導や警告を繰り返し行う一方、大阪府トラック協会(辻卓史会長)にも違法駐車追放への協力を求めてきた。  取り締まりに当たった掘井貴浩交通課長は31日、本紙の取材に対し、「再三にわたり指導を重ねてきたが、なかなか改善がみられず、取り締まりに踏み切った。近隣には大型車が駐車できるパーキングもあるので、休憩や仮眠の際は法令順守でお願いしたい。駐車車両の一掃に向け、今後も取り締まりを続けていく」と語った。(小菓史和) 【写真=路上でアイドリングしたまま休憩や仮眠を取る運転者が多くみられる(一部画像処理しています)】





本紙ピックアップ

交付金法改正案、議員立法で今国会提出へ

 軽油引取税の旧暫定税率廃止で根拠が失われるトラック運送、バス事業への運輸事業振興助成交付金の維持に向けた法案が、超党派の議員立法で今国会に提出へ――。2030年度末までの時限措置とした交付金制度継続などを規定しており、…

全ト協、「適正化2法対応」重点

 全日本トラック協会(寺岡洋一会長)は4日、東京都で理事会を開催し、2026年度の最重点施策として「運輸事業振興助成交付金制度の現状維持」「トラック適正化2法及び改正物流法への対応」「標準的運賃の活用などによる適正運賃収…

経産省方向性/GXリーグ見直し、優れた活動アピール

 経済産業省は、グリーントランスフォーメーション(GX)へ意欲的に取り組む企業による「GXリーグ」について、参画企業の優れた活動や努力を外部に対してアピールしていく方針だ。次期リーグから、参画企業には、GX製品・サービス…

道路陥没事故踏まえた対策、インフラ管理メリハリを 

 国土交通省は1日、埼玉県八潮市で発生した大規模な道路陥没事故を踏まえ、老朽化に対応したインフラ全般のマネジメントの基本的な方向性を含む第3次提言を取りまとめた。同日、下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏まえた対策…

オススメ記事

交付金法改正案、議員立法で今国会提出へ

 軽油引取税の旧暫定税率廃止で根拠が失われるトラック運送、バス事業への運輸事業振興助成交付金の維持に向けた法案が、超党派の議員立法で今国会に提出へ――。2030年度末までの時限措置とした交付金制度継続などを規定しており、…

全ト協、「適正化2法対応」重点

 全日本トラック協会(寺岡洋一会長)は4日、東京都で理事会を開催し、2026年度の最重点施策として「運輸事業振興助成交付金制度の現状維持」「トラック適正化2法及び改正物流法への対応」「標準的運賃の活用などによる適正運賃収…

経産省方向性/GXリーグ見直し、優れた活動アピール

 経済産業省は、グリーントランスフォーメーション(GX)へ意欲的に取り組む企業による「GXリーグ」について、参画企業の優れた活動や努力を外部に対してアピールしていく方針だ。次期リーグから、参画企業には、GX製品・サービス…

道路陥没事故踏まえた対策、インフラ管理メリハリを 

 国土交通省は1日、埼玉県八潮市で発生した大規模な道路陥没事故を踏まえ、老朽化に対応したインフラ全般のマネジメントの基本的な方向性を含む第3次提言を取りまとめた。同日、下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏まえた対策…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap