大協運送、「まちゼミ」に大型車提供 社会と共生むけ親子が乗車体験 事故防止への注力PR
物流企業
2017/08/31 0:00
【石川】大協運送(津田淳一社長、石川県能美市)は19日、のみ商業協同組合(中尾敏弘理事長)主催の「まちゼミ」に協力し、地域の人たちに大型車両に触れる機会を提供した。小学生とその保護者らが参加。乗用車と大きく異なる部分が多いトラックの魅力を実感した。(河野元) 商店や企業の経営者らがプロの知識や技術を伝える少人数制のミニ講座で、2016年に初めて実施。お菓子づくりから美容、快眠、資金運用など、多彩なプログラムをそろえ、地域活性化に寄与している。今回は後援の能美市商工会(田上好道会長)を通じて同社にも声が掛かり、社会との共生をにらんで積極的にメンバーに加わった。 「夏休み自由研究! 親子トラック教室」と銘打ち、カリキュラムを決めた。津田社長が全ト協作成の児童向け冊子「まるわかりトラックミニ百科」をテキストに、物流業の役割や重要性を説明。特に、石川県トラック協会(久安常信会長)で現在展開しているSD(セーフティードライブ)ラリー・コンテスト、安全性優良事業所認定(Gマーク)などに触れ、緑ナンバーの運送事業者として事故防止に力を入れていることをPRした。 また、参加者は実際に車両の助手席に乗車し、本社近隣を走行してドライバーの運転スキルを体験した。 津田氏は「運転席には様々なスイッチなどがあり、後部には仮眠スペースも設けられている。我々にとっては当たり前のことだが、一般の人たちには新鮮で、大いに満足してくれたようだ。夏休みの宿題のためか、真剣にメモを取り、写真撮影する親の姿も見られた。初の試みの割には、うまくいったのではないか」と感想を述べた。 なお、9月の「まちゼミ」では、3日間のタイヤ点検講座を予定している。 【写真=小学生らがトラックの魅力を実感】