物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

ムロオ、倉敷支店を新設 関西―四国・九州 3温度帯に対応

物流企業

2017/08/31 0:00

 ムロオ(山下俊一郎社長、広島県呉市)の倉敷支店(岡山県倉敷市)が完成し、9月1日から本稼働する。関西と四国・九州地区を結び、3温度帯に対応できる大型はん用施設。入出荷バースには41台の接車が可能で、冷凍庫の移動ラックには3280枚のパレットを格納できる。8月22日、荷主の担当者らを招いて内覧会を行った。  敷地面積は2万9690平方メートルで、2階建て施設の延べ床面積が1万2260平方メートル。このうち、冷凍庫が1、2階合わせて2250平方メートル、冷蔵庫は4150平方メートル、常温庫は3060平方メートル。  庫内の入り口には、靴底のほこりなどを取り除く独自の吸引機を設置しているほか、殺菌効果のあるオゾン発生装置を導入。オゾンは3分ごとに発生させ、鮮魚の臭いを抑えるなど食品にとって適な衛生環境を確保する。また、省エネや二酸化炭素(CO2)削減のため冷媒をフロンガスからアンモニアに変え、地球環境保全にも配慮した。  快適な労働環境を確保するため、2階には同時に最大6人が利用できる仮眠室やシャワールームを完備した。  岡山県内には既に岡山支店(岡山市南区)があるが手狭になったため、中四国の高速道路の結節点にある倉敷市に拠点を新設することにした。倉敷支店は国道2号玉島バイパスから至近距離にあり、山陽自動車道・玉島インターチェンジからも近い。  山下社長は「倉敷支店は冷凍保管庫を充実させている。岡山支店と連携しながら荷主により良いサービスを提供していきたい」と話している。(江藤和博) 【写真=2階には仮眠室を完備】





本紙ピックアップ

あらた、物流機能を維持・強化

 化粧品・日用品・家庭用品・ペット用品などの卸売業を展開しているあらたは、成長戦略に不可欠なファクターである物流機能の維持・強化を図る。生産性向上や省人化・省力化の取り組みにギアを入れるとともに、新たな物流センターを開設…

公取委、フリート8社を強制調査

 公正取引委員会は10日、東京都内のトラック運送事業者など法人向け軽油の販売価格に関してカルテルを結んだ疑いがあるとして、ENEOSウイング(大石和宏社長、名古屋市中区)など軽油販売(フリート)事業者8社に対し、独占禁止…

中企庁、中小むけ支援策強化

 中小企業庁は9日、過去最大となった2025年度の最低賃金引き上げに対応する中小企業・小規模事業者を後押しするため、新たな対応策も含めた支援策を公表した。従来の取り組みに加え、IT導入補助金、省力化投資補助金(一般型)な…

双葉運輸、鳥取・米子に第2センター

 双葉運輸(長谷川忠宏社長、広島市西区)は米子第2物流センター(鳥取県米子市)を新設し、9月上旬から段階的に稼働を始めた。同社の物流拠点として最大規模で、山陰地方では2カ所目となる。地域のニーズを捉えながら、荷主の物流効…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap