共栄運輸、ラップトラ披露 日本ハム大谷選手を描く 前沢牛など特産PR
物流企業
2017/08/28 0:00
【岩手】共栄運輸(菅原陽一社長、岩手県金ケ崎町)は、本社を構える金ケ崎町、地元農協と連携し、地域の特産品や北海道日本ハムファイターズで投手と野手の「二刀流」で活躍する大谷翔平選手を大型トラック1台にラッピングした。設立50周年の記念事業の一環。各種名産品と町を南東北や関東、中京圏へアピールしていく。(今松大) 4月に設立50周年を迎え、記念事業の一環として実施。節目の年に、何か地元へ貢献したいと考えていたところ、金ケ崎町や奥州市エリアをカバーしているJA岩手ふるさと(後藤元夫会長、奥州市)から、ラッピングの提案を持ち掛けられたことから実現した。 荷台の左右と後部の3面にラッピングを施した。トラックの助手席側の面にはJA岩手ふるさとが、前沢牛やピーマン、ブランド米「ひとめぼれ」などの特産品をPR。後部には、同JAのイメージキャラクターを務める奥州市出身の大谷選手の雄姿が、サインとともに描かれている。運転席側では、同町をアピール。名物のアスパラガスや稲穂の写真などに加え、町のイメージキャラクターのアースくん、パーラちゃん、ガースくんも登場する。走る広告塔として、各種名産品と町を南東北や関東、中京圏へアピールしていく。 19日に開かれた農業祭りで、お披露目式を開催。高橋由一町長が「行政だけでは成し得ない民間の力を頂き、コメ、牛肉、アスパラガスなどの農蓄産物を全国に発信していく」とあいさつ。共栄運輸の菅原社長は「このトラックは、名古屋方面と岩手を結んで自動車部品を運ぶ。往復で1500キロを走るので、いい宣伝になる。地元の企業として、今後ともいろいろな形で地域を盛り上げていきたい」と話した。 【写真=各種名産品と町を南東北や関東、中京圏へアピールしていく】